「学歴」は採用に影響するか?~企業人事へのアンケート調査より

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「学歴」は採用に影響するか?~企業人事へのアンケート調査より

 日本経済新聞社と日経HRは、上場・未上場の有力企業(2017年2月現在)の人事担当者に対し、新卒採用実績のある大学についてのイメージ調査を実施しました。結果からは、採用活動に対するスタンスも明らかに。企業の本音の一部を紹介します。

※2017年6月7日発売の『日経キャリアマガジン特別編集 価値ある大学2018年版 就職力ランキング』の記事(一部再構成)を紹介します。

ターゲット大学 「設定している」半数

 在籍大学が採用選考の採否に影響する「学歴フィルター」。企業側が存在を明言することはありませんが、大手企業であれば数千以上の応募が殺到することもあります。学生の質の高さに信頼感がある特定大学を採用活動のターゲットに設定し、優秀な人材を確保したいと考えるのは自然な流れです。

 実際、大学名によって学生への企業のアプローチは変わるのか。本調査の対象企業に対し、新卒採用において「ターゲット大学を設定しているか」と聞いたところ、半数(49.9%)が「設定している」と回答しました。

 各ターゲット大学へのアプローチ方法として最も多かったのは、学内説明会の開催やキャリアセンターへの求人票の掲示など、大学を通じたもの。「インターンシップの開催」も44・4%で、就業体験を通じて、実質的には学生の囲い込み競争が展開されていることが見て取れます。

 「大学名だけ」で望む企業への就職が叶うことはもちろんありませんが、採用方法が多様化する今、在籍大学によって「チャンスの増減」が生じる可能性があることには留意しておくべきでしょう。


◆調査概要
◎調査名:企業の人事担当者から見た大学のイメージ調査
◎調査期間:2017年2月20日~3月24日
◎調査対象:2017年2月現在の上場・非上場の有力企業
◎回答社数:847社(調査対象4701社/回答率18.1%)
◎調査主体:日本経済新聞社、日経HR
◎調査協力:日経リサーチ

※「日経キャリアマガジン特別編集 価値ある大学2018年版 就職力ランキング」で詳細な調査結果を掲載しています。学部系統別の実就職率、人気企業の採用実績大学ランキングも特集しているので、ぜひご覧ください。
https://www.nikkeihr.co.jp/mook/202.html

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