あなたからできる生産性アップの方法 【3】自分ができることを発信していくと、チームの生産性が上がる

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あなたからできる生産性アップの方法 【3】自分ができることを発信していくと、チームの生産性が上がる

 残業だらけ、休めない働き方を変えようと、「働き方改革」に乗り出す企業が増えてきました。といっても、その改革の実態は上層部からの一方的な「通達」である職場も多いようです。「来月から残業は禁止、でも、仕事の量は減らせないよ」と一方的に言われ、具体的な改善策は現場任せになっています。残業だらけ・休めない働き方を変えるため、それぞれの社員ができることは何か。業務改善アドバイザーとして、複数の企業の働き方改善プロジェクトを指導している沢渡あまねさんに話をうかがいます。

あなたは戦士? 僧侶? それとも魔法使い?

 ――生産性の高いチームはどんなチームでしょうか?

 チームリーダーは野球の監督のようなもの。チームのメンバーがどんな武器をもっていて、どんな場面で使いやすいか。リーダーがメンバーの特性を的確に把握しているチームは、高い生産性を発揮します。

 自分はどんな場面で力を発揮する人間なのか? ロールプレーイングゲームにたとえて、自分は何タイプか考えてみてください。コンプライアンスやリスクマネジメントなど、守りの仕事に強いなら僧侶タイプかもしれません。人前で物おじせず、営業の前線で活躍し、他部署との交渉事に長けているタイプは戦士でしょう。前に出るのは苦手だけれど、チームの頭脳として戦略を練ったり、数字を分析したりする後方支援が得意なら、魔法使いタイプかもしれません。

 職場の生産性アップのための最善の施策は「適材適所」です。人は得意なことをやっている方が苦手なことをしているより生産性が3~5倍高いといわれています。チームリーダーにとって、その仕事が苦手な人に仕事を振ることほど、無駄の多いことはありません。

 誰が何をやっているか分からない、どんなバックグラウンドがあって、どんな得意技を持っているか分からない――。そんな不適材不敵所の職場では、できる1人に仕事が集まるという、ハイリスクな状況が生まれます。

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