留学生の就職活動【8】大学の就職支援 立教大学(2)

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留学生の就職活動【8】大学の就職支援 立教大学(2)
キャリアセンターで留学生を担当する4人。今回は市川課長(左から1人目)と林さん(同3人目)にお話をうかがいました

内定獲得するもビザが下りない!?

――今後の課題などはありますか?

 学生の志向に変化はないか、企業の採用の動向は変わっていないか、日本再興戦略の中で、国の外国人留学生に対する政策はどのように展開しているのかなど、社会動向や環境の変化に応じて、毎年プログラムを見直して、より最適な支援を考えることが外国人留学生の就職支援の大きなポイントです。

 前述の外国人留学生のコメントのように、留学生は勉強も、生活も大変です。日本人学生のように3年生の頃から日本での就職を意識しだすのでは、日本人と同様の就職活動には追いついていけません。つまり、スタートが遅くなってしまうのです。1~2年生のうちから意識して、早めに動き出すことができれば、結果は変わってくるだろうと感じています。

 日本人学生と違い留学生の就職支援の場合は、待ち姿勢ではなく、大学側から積極的に近づいていかなければなりません。キャリアセンターでは今の時期、外国人留学生の4年生に就活状況を聞くため電話を掛け、就活に苦戦している留学生がいれば、キャリアセンターに来るよう促すなどしています。

 また、無事に内定を得られたとしても課題は残ります。企業による就労ビザの取得がうまくいかなかったり、入社時に日本在住の保証人を求められることもあったりと、日本人学生からはない相談があります。外国人留学生が増えて、かつ、日本で就職していく学生が増えれば、こういった課題はもっと増えてくると思われます。新たな課題に対応しながら、支援実績を少しずつ積み重ねていかなければならないと感じています。

☆「留学生の就職活動」バックナンバー

【1】識者に聞く 留学生就職の実態と就活支援の提案(1)
【2】識者に聞く 留学生就職の実態と就活支援の提案(2)
【3】大学の就活支援 一橋大学(1)
【4】大学の就活支援 一橋大学(2)
【5】大学の就活支援 明治大学(1)
【6】大学の就活支援 明治大学(2)
【7】大学の就職支援 立教大学(1)

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