2017年採用、初任給を上げる業界は?

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2017年採用、初任給を上げる業界は?

 就職活動で志望企業を選ぶとき、初任給は気になる項目の1つでしょう。リクルートワークス研究所によると、2017年入社の新卒採用では、多くの業界で初任給の金額を引き上げる動きがあるようです。自分の志望業界はどうなのか――。同研究所が15年12月に発表した調査データなどを紹介します。

「証券」は5社に1社が初任給アップ

 企業に入社して、最初にもらえる給与が初任給。今からどのように使おうかワクワクしている学生もいることでしょう。

 リクルートワークス研究所の「ワークス採用見通し調査(新卒:17年卒)」(4794社回答)によると、全体の7.0%の企業が「17年卒対象の新卒採用において、初任給を前年より高める」と回答しました。

 従業員数による企業規模別でみると、「1000人以上」は5.7%、「1000人未満」は7.5%。大手企業より中堅・中小企業のほうが、初任給を上げる企業の割合がやや高いという結果になりました。

 では、業界別でみるとどうなのか。22業界の中で、金額を上げる企業の割合が最も高かったのは「証券」で18.9%(参考値)。回答社数が37社と少ないため参考値ですが、回答企業の約5社に1社が初任給を上げるようです。次いで高かったのは、同じく金融の「労働金庫・信用金庫・信用組合」の13.4%でした。「銀行」(7.9%)を含めた金融業全体では10.8%となり、全体平均(7.0%)を上回っています。

 ほかに金額を上げる企業の割合が高かったのは、「機械・プラント・エンジニアリング」(11.0%)や「建設業」(10.8%)、「小売業」(8.4%)などでした。

 企業が初任給を上げる理由は業績好調に加え、採用意欲の高まりなどが考えられます。リクルートワークス研究所の担当者は「初任給を上げることで、優秀な学生が応募するとは限らないが、増額することで少しでも自社への応募を促すきっかけとなればと企業は考えている」と分析しています。

 自分の志望企業について調べてみて、上げる・下げる理由などを考えてみることも企業研究の一環になります。

【業種別 初任給を前年より高める企業の割合(一部)】

●建設業/10.8%
●化学・紙・石油/7.0%
●医薬・化粧品/7.8%
●鉄鋼・非鉄金属・金属/7.4%
●機械・プラント・エンジニアリング/11.0%
●精密機械器具/7.4%
●小売業/8.4%
●銀行/7.9%
●証券/18.9%(参考値)
●労働金庫・信用金庫・信用組合/13.4%
※詳しくはリクルートワークス研究所のホームページを参考に。
 http://www.works-i.com/

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