転職に関わる調査レポート 第2弾

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転職に関わる調査レポート 第2弾

 働く目的について、皆さんはどのように考えているでしょうか。もちろん、ほとんどの人が生きていくために働くことを前提にしているのは間違いないと思いますし、憲法でも勤労の義務が規定されています。

 日経の転職サイト「日経キャリアNET」は2015年12月、登録会員を対象に働き方の意識などに関するアンケート調査を実施し、751人から回答を得ました。学生の皆さんは「社会人のアンケート結果なんて参考にならない」とは考えず、「社会人になると、どのような考え方を持つのだろうか」という視点から調査結果を見てください。

 働く意義に目を向けて考えていくためにも、転職を考えている方の声をちょっと聞いてみましょう。

働く目的、20代は「余暇の充実」も多い

 「働く目的」を聞いたところ、やはり「自分や家族の生活のため」「自分の成長のため」という回答が年代を共通して上位となります。年代の違いでみると、30代と40代は収入の高さにこだわる傾向が強く、20代は余暇を充実させるために働くという意見が目立ちます。

 カリスマ経営者の発言は話題になることもしばしばですが、経営者や会社の方針に共感して働くという意見は、相応に経験を重ねた30代と40代にはあるものの、20代では少数意見です。ある程度、社会に出て経験したからこそ理解できる何かを見いだせるということかもしれません。

 また、企業に入社する理由は人それぞれとはいえ、入社して1日、1カ月、1年と過ぎていくと、いろいろ現実が見えてきます。定年もしくはそれに近い年数を最初に入社した企業で勤め上げる人もいれば、環境を変えようと転職を繰り返す人もいます。

4割は現状に満足しつつも転職を視野に

 「転職についての考え方」に関する質問では、確かに、調査でも年収や職場の環境など現在の状況を改善するために転職活動をしている人が6割以上を占め、世代の違いはほとんどありません。

 現在の仕事に満足しているにも関わらず、自分の成長やチャレンジのために転職を考える人が4割弱いるという結果は、これから社会に出ようとする学生の皆さんは、どのように感じるでしょうか。

 転職先の企業を選ぶとき、全体の約8割が「仕事のやりがいを重視する」と回答するなか、20代と30代の3割弱は大企業や有名企業を選んでいるようです。就職活動の成否を引きずっているという見方もできそうですが、全体的には大企業志向はあまり強く出ていません。

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