「怒り」のコントロールでキャリアアップ!【4】強い怒りにしないために見極める方法

HowTo

「怒り」のコントロールでキャリアアップ!【4】強い怒りにしないために見極める方法

 ちょっとしたことで一喜一憂しがちな日常生活。自らの怒り、イライラに対処する術「アンガーマネジメント」の基本を学べば、後悔しない日々を過ごせるはずです。また、仕事でイライラしたことが起こってもうまく対処できれば、スムーズに進めることができ、キャリアアップにもつながるでしょう。
 この分野の専門家である戸田久実さん(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 理事)にアンガーマネジメントのイロハについて、分かりやすく解説していただきます。
 第4回は自分の怒りを見極めて整理し、建設的な行動ができるようになることについてです。
(文/戸田 久実 ※プロフィールは文末)

自分の力ではどうにもならない怒りも

 研修や講演でアンガーマネジメントの話をすると、「アンガーマネジメントを学べば、怒りから解放されるのでは?」と期待されることがあります。アンガーマネジメントは「怒りと上手に付き合うための心理トレーニング」であり、残念ながら全ての怒りを消し去るものではありません。

 自分の思い通りにならないこと、自分の力ではどうにもならないことはあるため、そこから生まれる怒りは引き受けなければなりません。ただし、アンガーマネジメントができるようになると、必要以上の大きな怒りにしてしまうことや、怒りに任せた行動をしてしまうことは防げるのです。

どうにもならないことには怒りは強くならない

 今回おすすめしたいのは、自分の力でコントロールできることへの怒りと、できないことへの怒りを見極めて整理し、行動できるようになることです。

 そもそも私たちは、自分の力ではどうにもならないとわかり切っていることに対しては、怒りを感じてもさほど強くならないものです。たとえば、次のようなことではいかがでしょうか。

「せっかくとった夏休みに、よりによって台風だなんて!」
「連日暑い日が続いて、汗だくになるし、寝苦しい!」

 このような出来事に、イラッとすることはあるかと思います。しかし、最終的に天気や気候は自分の力ではどうにもならないことがわかっているので、現実を受け入れるしかありません。そのため、「しょうがないな……」と思いながら予定を変更したり、冷房を入れて、過ごしやすい工夫をしたりと自分ができる対処をするでしょう。

あわせて読みたい