【“食わず嫌い”注意】営業職にも目を向けよう【2】 ~営業に向き・不向きはある?~

HowTo

【“食わず嫌い”注意】営業職にも目を向けよう【2】 ~営業に向き・不向きはある?~

 文系就職する学生の多くが最初に配属されるという営業職。「ノルマがきつそう」「具体的な仕事のイメージがわかない」「内気な自分に向いているかどうか」……という不安を抱えている人も多いかもしれませんね。でも、きちんと調べずにイメージだけで敬遠してしまっていませんか? 「性格の向き・不向きはあるの?」「面白さややりがいって、何だろう」この記事が、営業職の本質を理解するきっかけになれば嬉しいです。
(文/ライター 永嶋信晴 ※プロフィールは原稿末尾)

1.リアルの営業職にはさまざまなタイプの人がいる

 営業職を選択しようかどうか悩む就活生の前に立ち塞がる問題の一つが、営業に対する「向き・不向き」についてではないでしょうか。営業と言えばトークのうまさでお客さんを圧倒し、商品を買ってもらったり、契約に持ち込むといった、エネルギッシュなイメージを抱く人が多いでしょう。著書がベストセラーになったり、ネットで注目を集めたりする営業マンは、このようなタイプが多いように個人的には感じます。
 しかし、現場で営業に携わる人たちは、このようなアグレッシブなタイプばかりではありません。前回も述べましたが、積極性があまりない人や声の小さな人も営業実績を上げていることが多く、中には、人見知りや人付き合いが苦手なタイプもいます。つまり、やる気さえあれば、営業に向き・不向きな性格はないと言えるのではないでしょうか。

2.営業に不向きなタイプを魅力と感じるお客さんも

 上記のことが自信を持って言えるのは、30年以上さまざまな営業職の人たちに接してきた経験からです。たとえば、私がかつて勤めていた銀行の支店では、年に2回ほど職員全員が外に出て、いわゆる飛び込み営業をするキャンペーンが行われていました。

 職員の中に、とても内気な20歳代の内部事務の女性がいました。声が小さく、時にはメモでコミュニケーションをしたほどでした。ところが、いざ外に出てみると、その女性がいきなり営業成績をあげて戻ってきたのです。しかも、取引に成功したお客さんは、これまで多くの営業マンが跳ね返されてきた地元の有力者でした。
 後で成功した経緯を調べてみると、そのお客さんは、これまで各銀行の口八丁手八丁タイプの営業マンから連日訪問されて辟易していたとのこと。そこへ、内気そうな女性が現れ、しどろもどろになりながら一生懸命に話している姿を見て、好感を持ったそうです。

 営業をしていると、本当にさまざまなタイプのお客さんがいると実感できます。一人のお客さんに成功した方法が、他のお客さんでは苦情という形で現れることもあります。一見して営業に不向きな性格でも、それが大きな魅力と感じるお客さんも少なくないのです。

あわせて読みたい