「業界」時事最新トピックス(銀行業界)

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「業界」時事最新トピックス(銀行業界)

 どの業界を志望するにしても押さえておきたいのは業界の「時事問題」です。背景にある社会情勢や、そのトピックスがもたらす業界や顧客など関係者への影響なども押さえておく必要があります。そして、ここが何より大切なことですが、そのトピックスについて自分なりの意見や将来の見通しについての考えを持つこと、これが就活ではとても重要なポイントです。銀行業界では「フィンテック」と「地銀再編」の動きは外せませんので、今回はこの2つのテーマを解説します。(文/武蔵野音楽大学就職課主任 兼 会計学講師 大内孝夫 ※プロフィルは2ページ目)

フィンテックで支払い方法はどう変わるか

 「フィンテック」とは「Finance(ファイナンス)」と「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語で、IT(情報技術)を活用した金融や決済サービスなどの分野にもたらされるイノベーションを指します。数年前から頻繁に使われるようになりましたが、今では毎日のように新聞紙面を賑わせています。最近ではスマホでさまざまな支払いができるiPhoneの「アップルペイ」がそのネーミングのよさから話題になりました。ほかには、不特定多数から資金を集めるクラウドファンディングやAI(人工知能)を使った投資アドバイス(ロボ・アドバイザー)、ネット上でおカネを借りたい人と貸したい人を仲介するソーシャル・レンディングなど、フィンテックによってさまざまなサービスが始まっています。

 これまで銀行が独占してきた決済や送金、融資といった金融サービスの分野に、銀行以外の会社が進出しようとしています。日本は先進国の中で現金の流通量が多く、クレジットカードの利用率が低い国といわれてきましたが、安くシステムを構築できるフィンテックが広まれば、クレジットカードではなく、みなさんが日ごろ持ち歩くものの中にカード機能が備わり、一気にキャッシュレス化が進むかもしれません。

 就活準備としてはフィンテックの概要にとどまらず、従来の銀行のサービスとの違いやフィンテックが今後もたらすと予想される私たちの生活や社会の変化についても、自分なりに整理しておくといいでしょう。

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