内定学生に聞く 就活“必勝”ノウハウ【4】

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内定学生に聞く 就活“必勝”ノウハウ【4】

 「選考」解禁前にインターンシップなどの実施で学生との接点を確保しようとする企業も増え、就活の成功は、これまでにも増して「集めた情報の質と量」に左右されるようになっています。ここでは「情報を制して就活を制す」ためのノウハウを紹介します。

第4回 「日経テレコンで情報を効率的に収集」

私立大学 経営学部
金融系内定
K.Sさん(女性)

――2016年度(16年春入社)の就職活動、振り返っていかがですか。

 本格的に取り組み始めたのは採用広報が解禁された大学3年生の3月からでした。2月に、関心を持っていたコンサルティング会社のインターンシップに1週間ほど参加しましたが、動き始めるのはあまり早い方ではなかったと思います。所属していたゼミの活動が12月頃まで多忙を極め、早くから就活に取り掛かるのが物理的に不可能だったんです。
 就活のスケジュールが前年に比べて後ろ倒しになり、先輩からアドバイスをもらおうにも、先輩自身が「今年はどうなるのかよく分からないね……」という反応で。心細さは大きかったですね。就活が長期化する人が多い中、結果的に短期間勝負になったのは、精神的にはかえってよかったのかもしれません。

――就活の情報収集でどのようなツールを活用しましたか。

 「日経テレコン」というデータベースを使いました。膨大な量の新聞記事や雑誌記事を検索することができるので、志望企業の研究はほぼこれで間に合っていましたね。有料のサービスですが、大学が契約しているため、学生個人の費用負担はありません。もともと、ゼミの勉強のリサーチに使っていたので、そのまま就活でも活用しようと考えたんです。周囲の友人では、サービスの存在自体を知らない人も多かった気がします。大学が契約していれば図書館やキャリアセンターなどで使える場合が多いと思うので、これから就活に臨む皆さんの中で日経テレコンを知らなかった人は、ぜひ一度確認してみてください!

――具体的な使い方を教えてください。

 気になる企業名をキーワード指定して検索すると、その企業に関わるニュースが一覧で表示されます。見出しをザッと眺めるだけでも、その会社がどのような分野・事業に重点を置いてビジネスを展開しようとしているのか、何となくつかめますよ。特に「異業種連携」や「事業の海外展開」の話題は、どの業界・企業を知るうえでも注目するべき視点。企業パンフレットには載っていないそうした情報も、新聞や雑誌の記事を読めばチェックできます。エントリーシート・面接対策にとても役立ちましたね。例えば、面接で海外生産拠点の拡大について触れる際、記事で知った具体的な国名も交えて話したところ、採用担当者に「よく知っているね」と褒められたこともありました。 
 また、私は大学で「CSR経営」について研究をしていたので、企業選びをする上でも、「CSRに力を入れているかどうか」を1つの軸にしていました。企業名だけでなく、こうした「テーマ」もキーワードに追加して検索すると、先進的な取り組みの例を見つけることができます。関心領域を通じて、知らなかった企業に出会えることもあります。

――調べた情報は、どのように整理していたのですか。

 ノートを用意して、「1ページに1社」の要領でまとめていました。具体的には、(1)共感した事業内容(2)海外展開(3)CSRの3項目を共通で設定し、それぞれについて、記事から拾った情報をメモしたり、要点をまとめたりしていました。書き留める過程で頭の中も整理されるので、おすすめの方法です。記事をそのまま印刷すると、かさばって管理がしにくいですし、持ち歩きにも不便ですからね。ノートは面接会場に持っていき、直前まで見直すようにしていました。

――最後に、就活生へのメッセージを!
 
 初めにお話しした通り、私の就活はかなり「短期決戦」で、OB・OG訪問もしていませんし、業界研究にも時間を掛けられませんでした。でも、自分なりに効率的に情報収集をする方法を見つけられたので、内定に結び付けることができたと思います。不安になることはあると思いますが、目の前の「やらなければならないこと」に集中しましょう。納得できるまで調べる。自分の中で筋が通るまで、考える。これをサボらなければ、よい結果につながるのではないでしょうか。友達と愚痴を言い合うなど、たまには息抜きもしながらがんばってくださいね!


☆ポイント
◎日経テレコンは、「企業名」や「関心のあるテーマ」でキーワード検索。各企業の最新情報だけでなく、経年で見ることでビジネス展開の方向性もキャッチしよう。
◎調べた情報は専用ノートにまとめておくと、考えが整理でき、持ち運びにも便利。

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