こうして就活を乗り切った!【2】留年を乗り越えて

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こうして就活を乗り切った!【2】留年を乗り越えて

 「早い時期からインターンに参加して、いろんな業界を見て、企業研究やOB訪問を重ねて……」そういった、就活成功のためのセオリーも正攻法も分かっているけれど、部活動や研究室など、様々な事情から実践できない…!そんな就活生の皆さんを応援するべく、この連載では様々な“ハンデ”を抱えていた先輩の経験談から、就活を成功させるためのヒントを紹介していきます。
 第2回目は「留年を乗り越えて」。
 一般的な学生と活動時期がずれ、書類選考の通過率も悪い……そのような“ハンデ”を抱えながらの就職活動を乗り越え、志望企業に入社を決めたユウヤさん(仮名)に、就活を振り返ってもらいました。就活全般に関していいアドバイスをいただけたので、留年していない方もぜひ一読を!

★ユウヤさんの就活プロフィール

●私立大学、男子、4年生
●就活時期:4年生8月~4年生11月
●志望業界:メーカー、専門商社など
●入社予定:化学メーカー
●インターンシップ参加社数:2社
●エントリーシート提出社数:約30~40社
●OB・OG訪問人数:0人
●面接:約10~15社
●内定:3社

★留年の経緯
…大学入学後、自由な時間を満喫して「フラフラしてしまった」ことが理由。学業よりバンド活動や写真、アルバイトなど好きなことに時間を使い、卒業に必要な単位を取り切れなかったそう。

●“留年を乗り越える”ためのコツ●

・必ず聞かれる「留年理由」は、信頼できる人と特訓を。具体的に説明し、反省の意も示す。
・留年して学んだことを、冷静かつ論理的に説明し、自分の価値を認めてもらえるように。
・ハンデがあるからこそ、戦略的に就活を進められるチャンス。徹底的に企業研究。
・就活は周囲の助けを借りてもいい。いい出会いは必ずある。

“自分から動く”ことの大切さ/納得するまで活動継続

――まずは時系列に沿って、就活を振り返ってください。
 就活を始めたのは4年生の8月、前期の試験が終わった後です。実は3月にインターンシップにも参加していたのですが、20単位ほど残っていたので、前期の間は授業に専念することに決めました。6月に選考解禁となって、「行きたい企業の募集枠が埋まってしまったらどうしょう……」という不安もありましたが、卒業見込みが立たないと就活をしても無意味なので、そこは割り切って学業に集中しました。

 8~9月は主に企業説明会に参加し、志望業界を絞ることに力を注ぎました。
 ターニングポイントは8月下旬、大学主催の内定をもっていない学生向けセミナーでの出来事。20人ほどの場で、挙手して就活の抱負を述べる時間があり「就活を通して、仕事を得るだけではなく人間として成長したい」と発言してみたんです。なかなか業界を絞り込めずに苦労していた時期ですが、自然と自分に向けて宣言したくなって……。今から思うと、家族をはじめたくさん周りに助けてもらっていたなか、徐々にですが「自分から動く」ことも、心がけるようになっていたことの表れかな、と。第三者もいる場で自分から前向きな言葉を言えたことが、一歩前に進めたというか、自信になりました。

 9月半ば頃に「メーカー」「専門商社」に軸を定め、下旬には志望企業の一つ(A社)から内定をいただきました。10月初旬の内定式にも出席しましたが、その後も「本当にA社でいいのか?」という“モヤモヤ”が残っていました。秋募集が盛んな期間だったこともありますが、就活のクロージングにおいては最も悩み、また多くを学びました。正直、選考にスピード感がありすぎて、他の企業への興味も残っている状態だったので、就活を継続。幸いA社の人事の方にも理解をいただけ、悔いの残らないように11月初めまで活動しました。継続するからには、仮にA社に決めるとしても“A社からしか内定がもらえなかったから”ではなく、“複数の選択肢のなかから、自分でA社に決めたんだ!”という結果になるように、全力を尽くしました。

 そこで、憧れていたB社に挑戦。無事に内定をいただき悩みましたが、冷静に検討し、自分の意思でA社に入社を決めました。ただ、B社から内定連絡を頂いた際は本当に嬉しかったです。内定の嬉しさに加え、何よりも「有言実行で勝ち取った」ことが嬉しく、そのプロセスがいい経験になり、自信がつきました。夏に自分に宣言した「就活を通して、仕事を得るのみならず人間として成長する」という目標は、最後まで揺らがなかったです。

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