こうして就活を乗り切った!【3】研究室との両立

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こうして就活を乗り切った!【3】研究室との両立

 「早い時期からインターンに参加して、いろんな業界を見て、企業研究やOB訪問を重ねて……」そういった、就活成功のためのセオリーも正攻法も分かっているけれど、部活動や研究室など、様々な事情から実践できない…!そんな就活生の皆さんを応援するべく、この連載では様々な“ハンデ”を抱えていた先輩の経験談から、就活を成功させるためのヒントを紹介していきます。
 第3回は「研究室との両立」。
 大学院での研究と就職活動を両立させたカスミさん(仮名)に、就活を振り返ってもらいました。

★カスミさんの就活プロフィール

●国立大学、修士2年生、女子、理系
●就活時期:修士1年生6月~2年生6月
●志望業界:食品、化粧品、日用品など
●入社予定:食品
●インターンシップ参加社数:1社
●エントリーシート提出社数:37社
●OB・OG訪問人数:6人
●面接:22社
●内定:4社

★研究室
…学部4年生から修士2年生まで、10人ほどの生命科学系の研究室。教授は「就活なんかしないで実験しろよ」と口では言うものの、どちらかというと放任主義で顔を合わせる機会も多くなく、「比較的、就活はやりやすい雰囲気だったと思う」。就活対策本も、研究室に先輩が残していったものを参考にしていた。

●“研究室と就活”を乗り切るコツ●

・先を見通して、早め早めに準備する。「ESは“重い”ものから」など、順番にも注意。
・締め切りが重なったら、パンクしないように動く。研究や発表に注力するために、まずES。
・体調管理には気を配ろう。

重要な実験と就活が丸かぶり! 後輩に助けられたことも

――まずは時系列に沿って、就活を振り返ってください。
 就職活動を始めたのは修士1年生の6月。学内で就活セミナーに参加したのがきっかけで、いくつかの就活情報サイトに登録しました。将来は学んできたことを生かして働きたいと思っていましたし、就活をするのは自然な流れでした。周りにも、ドクター(博士課程)には進む人はほぼいなかったです。

 私の学部では研究室推薦はなく、文系の学生と変わらない、一般的な就活のステップを進んでいきました。まずはインターンシップの情報が色々送られてくるので、夏から秋にかけて数社応募。残念ながらES落ちも多く、あまり参加できなかったです。でも、GDや面接を経験して、「今の状態じゃダメなんだ」と早いうちに自覚できたのは収穫でした。

 2月頃は研究室の同期と一緒に、教授の紹介でOB・OG訪問。研究職志望だったので、研究所の見学をさせてもらったことも。
 3~4月にかけては企業説明会ラッシュで、4月半ば頃から徐々に面接。5月末頃から内定をいくつかいただきました。入社先は迷いましたが、職種や立地先などにひかれた食品メーカーに決め、就活を終えました。

――一番忙しかった時期のスケジュールは?
 ちょうど3月から4月中旬にかけて、とても重要な動物実験が入ってしまったんです。土日も研究室に行かなくてはならず、この時期が一番大変でした。こんなに就活と丸かぶりになるとは思っていなかったですけど、生き物は待ってくれないので……。

 その時期は、日中は就活し、夕方から研究室に行って実験していました。説明会は、午後になるべくまとまった時間をとれるよう、とにかく午前中開催のものから詰めて入れていましたね。ES作成など就活関係の作業は、自宅では集中できないので、全部研究室でやっていました。

 研究室は都心から遠くて、夕方まで就活してから向かうと夜7、8時頃になってしまうこともあるのですが、時間が遅いと後輩が「やっておくので、今日は(来なくて)いいですよ」と連絡をくれることもあってありがたかったです。そんなときは素直にお願いして、帰宅しました。

 5月には学会発表もありました。ちょうど会場の近くにある企業の面接に進んだので、あえて学会と同日にして、空き時間に面接に行く “ダブルヘッダー”をこなしたことも。
 そんなふうにハードな毎日でしたが、学会用に作った研究内容を紹介するポスターを、企業に提出する「研究概要」にも生かせたりして、プラス面もありました。

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