就活Q&A~先輩たちの悩み相談から~【4】

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就活Q&ampA~先輩たちの悩み相談から~【4】

 就職活動に不安や疑問などを持っている人は少なくないはず。毎年、編集部には就活生から多くの相談が寄せられます。そこで、先輩たちから寄せられた質問の中から、これから就活をするときに参考になる質問と回答を、時期に合わせて紹介していきます。悩んだりしたときなどには参考にしてみてください。

 第4回は「『学生時代に頑張ったこと』が1つも思い浮かびません」「自己分析のやり方が分からない」「企業研究でIR情報を見るときのポイントは?」の3つの悩み相談と回答を紹介します。

【自己分析】「学生時代に頑張ったこと」が1つも思い浮かびません

〔学生からの質問(文系)〕
 私は大学3年間、部活・サークルに入らず、アルバイトと学業のみでした。就活の準備を始め、いざ自己分析を行おうとすると、「学生時代に頑張ったこと」や「困難だったこと」「集団で何かをやり遂げた経験」などが1つも思い浮かびません。

 アルバイトはホテルで接客をやってきましたが、たいした経験ではないように思います。資格は車の運転免許を取得中なだけです。他には、公務員のインターンシップに行ったのみです。

 自分が情けなくて、これからの就活に対して不安と焦燥でいっぱいです。自分をPRするネタとして今からしたほうがいいことはありますか。「なんで何もしてこなかったのだろう……」と考えてしまい、落ち込みます。

〔編集部の回答〕
 「学生時代に頑張ったこと」や「集団で何かをやり遂げた経験」は、エントリーシートや面接で必ず聞かれる質問の1つですが、取り組んだ経験やそれの結果は、目立つような大きなことでなくても全く問題ありません。

 企業の採用担当者は、学生生活に取り組んだ経験を聞くことで、その学生の物事に対する考え方、取り組む姿勢、発揮した・身に付けた能力などを探っています。「困難であったこと」の質問についても、困難に直面したときの対応の仕方を探っているのです。

 ですから、アルバイトでも学業でも、どんな話でも構いません。その経験を話すことで、以下の1~4のことが伝えられるかを考えてみて、どんなテーマを話せばいいのか考えてみてください。逆に、以下のことが伝えられなければ、大きな経験であっても採用担当者の“関心”は得られないでしょう。

 1.なぜそれに力を入れたのか。
 2.始めるときにどんな目標を立てたか。
 3.取り組む中でどのような壁にぶつかり、その状況をどのように乗り越えたか。
 4.その経験から何を学び、今後どのように経験を生かしていくのか。

 企業は目立つようなことや、大きな結果を求めているわけでは決してありません。大事なのは何を考えて、どう行動したのかという過程の話です。

【自己分析】自己分析のやり方が分からない

〔学生からの質問(理系)〕
 自己分析のやり方を教えてください。自分史を作成してみたり、頑張ったことは何かを考えてみてもなかなかうまくいきません。

〔編集部の回答〕
 自己分析で苦労されているようですね。まずは、ご自身のキャンパスライフを振り返ってみて、いつ、どんなことに取り組んだか、あるがままを書き出してみてください。

 書き出すときは、「ありきたりだな」「特別なことではないな」などと思わないことです。そして他人と自分を比較しないことです。「自分は自分」と思って、「これが自分のキャンパスライフだ」ととらえればいいのですから、とにかく書き出すことからです。

 書き出してみたら、自分にとって頑張ったこととしては何が該当するのか、企業に教えたいのかの視点で捉えてみることです(学業で、学業以外で)。

 次に、キャンパスライフの内容から、あなたの共通している取り組む姿勢、考え、思いなどが見えてくると思います。見えたものがあなたが発揮している特性になります。それがあなたの長所、持ち味、らしさに当たります。

 そして、「取り組みの中でどんな工夫をしたり、苦労・困難があったか」「自分が成長できたと思える点はあるか」「どのような結果になったのか」なども考えることで、自己PRへとつながってくるでしょう。

【業界・企業研究】企業研究でIR情報を見るときのポイントは?

〔学生からの質問(文系)〕
 企業研究をする際に、「企業のホームページの会社概要や採用情報だけではなくて、投資家などが利用しているIR情報を使うとより分かりやすい」と言われたのですが、具体的にはそのページのどのような所を重点的に見ればいいですか。

〔編集部の回答〕
 おっしゃる通り、企業研究にIR情報を使うと、企業のことがより分かりやすく、理解が深まります。企業のウェブサイトに掲載されている「投資家向け情報」「IR情報」などを見ると、ビジネスの状況が分かるとともに、将来性についても判断材料になります。

 掲載されている財務データは、売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)、売上高伸び率、営業キャッシュフロー、自己資本比率、流動比率などの数値を目安にされるといいでしょう。また、上場企業であれば、書籍『日経会社情報』(日本経済新聞出版社)や『会社四季報』(東洋経済新報社)なども参考になるはずです。

==(参考情報)==
「日経HR Labo」のコンテンツ「<内定へのステップ>【5】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます」(2ページ目)では、就活に役立つ財務諸表の見方を簡単に解説しています。
https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/news/advice_ko_05_02/
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☆バックナンバー

●就活Q&A~先輩たちの悩み相談から~【1】
 https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/howto/question01/
 ①何を基準に企業を選択したらいいのか、大学院進学も視野に入れているが……
 ②就職する覚悟ができない

●就活Q&A~先輩たちの悩み相談から~【2】
 https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/howto/question02/
 ①自己分析はどう行えばいいの?
 ②プロ野球の球団職員になりたいのだが……
 ③自分の強みが分からない

●就活Q&A~先輩たちの悩み相談から~【3】
 https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/howto/question_03/
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