就活Q&A~先輩たちの悩み相談から~【8】

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就活Q&ampA~先輩たちの悩み相談から~【8】

 就職活動に不安や疑問などを持っている人は少なくないはず。毎年、編集部には就活生から多くの相談が寄せられます。そこで、先輩たちから寄せられた質問の中から、これから就活をするときに参考になる質問と回答を、時期に合わせて紹介していきます。悩んだりしたときなどには参考にしてみてください。

 第8回は面接や内定(内々定)、インターンシップに関する5つの悩み相談と回答を紹介します。質問内容は「最終面接で落ち続けている。どうしたら?」「途中で志望業界を変更。他社の選考状況を聞かれたら……」「電話で内々定の連絡。『証拠』がなくて不安」「Webサイトの自己診断の結果と希望業種が不一致なのだが……」「企画系の仕事がしたい。インターンシップで体験できる?」です。

【面接】最終面接で落ち続けている。どうしたら?

〔学生からの質問(理系)〕
 3社連続で、最終面接で落ち続けています。私に足りないものは、何でしょうか? 自覚していることは、熱意や志望理由が弱いということなのですが、最終面接で落ちる人の傾向はありますか? また、熱意の伝え方が分かりません。どういう言い回しをすればいいのでしょうか。

〔編集部の回答〕
 最終面接は書いて字のごとしで、この面接を通して企業として最終的な合否を決断します。したがって、それまでの選考プロセス全体を捉えて、他の応募者と比較しながら、慎重に絞っていくのが通例です。

 最終面接で不通過になる人の傾向というのは、特にないと思います。ただ、面接担当者がそれまでの面接とは異なり、役員ということも多いので、応募者を捉える視点が高くなるとともに厳しくなるのは当然です。

 そして、あなたが自覚されている入社熱意・意欲、志望理由が弱いという点は、面接が不通過となってしまう原因の一つと考えられます。企業からすると「この程度の理解(志望動機)であれば、ウチは第1志望ではない」と受け止められている可能性もあります。

 面接担当者は応募者に対して、「なぜこの業界なのか?」「たくさんある企業の中からなぜ当社なのか?」「入社したら何をやりたいのか?」「将来目指す夢は?」を知りたいために、志望理由ならびに関連質問をして、意思を確認したいのです。「その企業で働く魅力、どうしてもその企業にこだわる理由」「入社したらどのように貢献するのか、そのために発揮できる強み」などを伝えてきましたか? ご自身で回答内容を振り返るとともに、大学のキャリアセンターの職員などにも確認してもらってください。

【面接】途中で志望業界を変更。他社の選考状況を聞かれたら……

〔学生からの質問(文系)〕
 他社選考について聞かれた際の答え方についての質問です。私は「人々の生活に密接に関わるモノづくりに携われる業界・企業」という企業選択の軸のもと、商社や卸メーカー、リサーチ会社、テレビ局をメインに受けてきました。しかし、なかなかうまくいかず、視野を広げて、モノづくりの根本にはお金があると思い、最近は金融業界を見始めました。

 銀行と生保、損保をそれぞれ1社ずつ受けているのですが、面接などで他社の選考状況について聞かれた際に、どこまで正直に伝えるべきか迷っています。嘘をついて、損保であれば「他の損保会社も数社受けている」と言うべきか、それとも正直に「損保であれば御社しか受けていない」と言うべきか……。

 そして「なぜ損保は1社しか受けていないのか?」と突っ込まれた場合には、正直に以前受けていた業界を言って、最近になって金融業界を見始めたと言うべきか、それとも隠すべきか、御社にしか魅力を感じなかったと言うべきか。現在は詳しく突っ込まれていないのですが、今後必ず聞かれると思います。どうしたらいいでしょうか?

〔編集部の回答〕
 他社状況を聞かれたら、正直に話してください。そうでないと、「なぜこれまで金融を受けていないのか」と突っ込まれますし、金融の志望度が低いのでは思われてしまう可能性もあります。

 あなたは選考が進む中で、ご自分が目指す方向性との違い感じて志望業界を変更し、再スタートしたのです。そのことと、「今は金融業界が、そして御社が第1志望です」といった志望動機をしっかり伝えれば、企業は納得してくれるはずです。

 選考が進んでいくと、企業の本質や自分との相性なども分かってきますので、学生が方向転換することは、よくあることです。そのこと自体を企業は悪いとは考えません。

 企業は、どんな時期の選考であっても志望動機が明確であれば、内定(内々定)を出します。金融を志望する理由として「モノづくりの根本にはお金があるため」とのことですが、その企業を志望する理由、つまり「なぜ、他社ではなくその企業なのか」もまとめてください。

 その企業の仕事について十分に研究して、
 1.興味のある仕事は何か
 2.その仕事をする能力はあるか
 3.経験を積んで実力をつけたら挑戦したい仕事はあるか
といったことについて、志望動機にまとめてみてください。

【内定】電話で内々定の連絡。「証拠」がなくて不安

〔学生からの質問(理系)〕
 先月、第1希望の企業から電話で内々定の連絡をいただきました。そのときに「詳細は後日お伝えします」と言われたきり、もう1カ月近くたつのですが、何の連絡もありません。他社の内々定を辞退しなければならないのですが、第1希望の企業からは電話(口頭)で伝えられただけなので、本当に内々定となったのか不安で仕方がありません。

 せめて、「いつぐらいに詳細な連絡が来るか」を確認したいです。こういった質問を企業にしても問題ないでしょうか? そして、質問する際にはメールと電話のどちらがいいでしょうか?

〔編集部の回答〕
 口頭のみ内定(内々定)の連絡は、「証拠」がなくて心配になりますよね。第1希望の企業にはいつぐらいに詳細の連絡をいただけるのか、まずはメールで確認してください。その際、「就職活動を終えたので、入社までに準備しておくことがあれば教えてください」といった質問をしてもいいでしょう。メールで問い合わせをすれば、文章として証拠を残しておくことができます。

【業界・職種選び】Webサイトの自己診断の結果と希望業種が不一致なのだが……

〔学生からの質問(文系)〕
 夏にインターンシップに参加しようと思い、先日オープンした就活サイトに登録しました。コンテンツの1つ「自己分析診断」を受けたところ、自分は「競争や実力主義といったことに重きを置かないような性格」と診断されました。

 確かに、他人と競争して物事を進めるより、周りの人と協力して物事を達成させるほうが合っていると自覚しています。しかし、将来働いてみたい企業は銀行や保険会社といった「目標」「ノルマ」という言葉が最初に思い浮かぶところばかりです。やはり銀行や保険といった業界は、競争心が高い人材を求めるのでしょうか。

〔編集部の回答〕
 診断結果とご自身の希望とのギャップですが、診断結果はあくまでも参考程度に考えて、ご自身の希望を重視してください。「周りの人と協力して物事を達成させるほうが合っている」と自覚されているようですが、これはどんな仕事でも必要な力です。

 また、「競争や実力主義といったことに重きを置かないような性格」という診断結果が出たからといって、金融に向かないことはありませんし、「目標」「ノルマ」が金融というわけでもありません。

 就活が本格的に始まるのはまだ先で、これから業界や企業を研究する時間はあります。あなたの金融業界に対する先入観もありますし、それが現実とどう違うのかなど、インターンシップやOB・OG訪問を通して調べて、自分の感覚で合うのか合わないのかを感じ取ってください。診断結果はあくまでも参考程度にして、自分の将来を決めるのは自分自身です。

【業界・職種選び】企画系の仕事がしたい。インターンシップで体験できる?

〔学生からの質問(文系)〕
 就活を始めたばかりの3年生です。夏のインターンシップに向けて自己分析をしていて、自分の興味のある分野を探しました。企画系の仕事がいいなと思ったのですが、これから何をすればいいでしょうか。また、インターンシップで企画系の仕事は体験できるのでしょうか。

〔編集部の回答〕
 3年生の夏前から自己分析をしているとは、なかなか進んでいますね。さて自己分析の結果、企画系の仕事がいいと思ったとのことですが、企画の仕事は業界に関係なくある職種です。何を企画したいのか、商品なのか、サービスなのか……。もう少し自分の進む方向を絞ってはみてはいかがでしょうか。

 また、インターンシップで企画の仕事をできるプログラムはありますが、実際に企画の仕事に就ける人は、ごく少数です。早い段階で職種や業界を絞りすぎず、まずは幅広く見てから絞り込んだほうがいいでしょう。

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