あなたからできる生産性アップの方法 【2】仕事の「当たり前レベル」を決めて、過剰サービスを見直そう

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あなたからできる生産性アップの方法 【2】仕事の「当たり前レベル」を決めて、過剰サービスを見直そう

 残業だらけ、休めない働き方を変えようと、「働き方改革」に乗り出す企業が増えてきました。といっても、その改革の実態は上層部からの一方的な「通達」である職場も多いようです。「来月から残業は禁止、でも、仕事の量は減らせないよ」と一方的に言われ、具体的な改善策は現場任せになっています。残業だらけ・休めない働き方を変えるため、それぞれの社員ができることは何か。業務改善アドバイザーとして、複数の企業の働き方改善プロジェクトを指導している沢渡あまねさんに話をうかがいます。

過剰サービスを見分ける方法

 ――日本企業の生産性が低い理由に、過剰サービスがあります。

 過剰サービスは、自分のこだわりと会社が求めるレベルが合っていないときに生まれます。「5分以内にお客様に商品をお出しする」のが目標のハンバーガーショップで、「15分かけても良い商品を提供したい」というのは、過剰なこだわりです。

 仕事は、当たり前レベルと付加価値レベルの2つに分解できます。このハンバーガーショップの場合、5分以内は、チームとして最低限やらないといけない、当たり前レベルの目標です。特定の誰かにしかできない仕事を「属人化した仕事」というなら、当たり前レベルは属人的であってはいけない。Aさんじゃないと5分以内に提供できない。Bさんが休んだら、5分以内に商品を出せない。これではまずいですよね。

 それに対して、付加価値レベルは、やらなくても何とかなるけれど、やってくれたらうれしい仕事や、「当たり前部分」の品質やスピードを上げる取り組みです。前述の例で言えば、同じ仕事を3分でできる人、5分かかっても、商品をお出しする時にちょっと気の利いたことが言える人は、付加価値レベルの仕事をしていることになります。

 付加価値レベルの仕事は、その人らしさといった「属人」があってもよい部分です。あなたのチームは、誰もが当たり前レベルを提供できるようになっているか? 当たり前レベルの仕事が属人化していないか? そもそも、当たり前レベルがチームで合意できているか? ここをまずチェックしてみましょう。

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