「テストセンター」対策、ここがポイント!【1】

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「テストセンター」対策、ここがポイント!【1】

 就職試験で避けては通れない「筆記試験・適性検査」。現在は、「テストセンター」と呼ばれる会場で受けるテストが主流となっており、就活中に間違いなく1度は受検するといっても過言ではありません。本連載では、テストセンター試験の実施の背景や特徴、出題される問題の再現問題のほか、テストセンター突破の攻略法などを紹介していきます。

カンニングし放題のWebテスト

 就職試験の関門の一つに「筆記試験」や「適性検査」があります。かつては、ペーパーテストでしたが、パソコンとインターネットの普及により、10年ほど前から自宅などのパソコンで受検する「Webテスト」が増えました。これはパソコンの画面に表示された問題を解くもので、学生は試験会場に出向く必要がなくなりました。採用する企業も、会場や試験担当者を用意する手間が省け、その利便性から急速に普及しました。

 しかし、大きな落とし穴がありました。Webテストでは、「替え玉受検」やカンニングができるということです。企業は、本当に本人が受けているかどうかを、知るすべはありません。また、あまり大きな声では言えませんが、Webテストの答えはネット上に出回っています。某掲示板に書き込みされていたり、エクセル形式で答えをまとめた「(秘)ファイル」すら存在しています。そのため、試験としての信頼性が揺らぎはじめました。

 そこで登場したのが、「テストセンター」型試験です。

テストセンターとは

 「テストセンター」型試験というのは、テストセンターと呼ばれる会場にあるパソコンで受検するテストのことです。語学の試験などでも導入されているので、ご存知の方もいるかもしれません。テストセンターでは、身分証(学生証など)の掲示による本人確認がされ、私物などはロッカーに預けます。そのため、替え玉受検やカンニングはできません。

 就職試験でテストセンター型試験を導入したのが、リクルートマネジメントソリューションズです。「SPI」という適性検査の開発・販売元です(現在は、リクルートキャリアがSPIを販売)。就職試験ではこのSPIが実施されることが非常に多く、SPIにはマークシートで受検するペーパー版もありますが、最近ではSPI全体の6割以上がテストセンター型になっています。ただ、「SPI」だけでなく、他のテスト開発会社の「玉手箱」、「TG-WEB」、「SCOA」といった適性検査もテストセンター型を導入しています。

テストセンターは「学歴フィルター」の口実にも

 テストセンターは比較的、初期選考で実施されることが多いです。これは、応募してきた学生を一気にふるいにかけるためです。企業によって合格(ボーダー)ラインは異なるので、どのくらい正解できれば合格になるかは分かりませんが、一般に7割程度が目安とされています。対策には時間がかかりますので、就活が本格化するよりも前、3年生(修士1年生)の12月~3月頃には、対策することが望ましいでしょう。

 なお、企業によっては、大学名でのふるい落とし、いわゆる「学歴フィルター」の口実としてテストセンターを実施することもあるようです。実際は大学名しかチェックしないのに、テストセンターを受けさせ、<総合的な判断の結果>とするためです。

 こんな話があります。ある有名大学の学生が、就職情報サイトで複数の企業に応募しました。テストセンター受検後、WEBエントリーシートの自己PRや志望動機は、空欄だったり、「あああああああ」などとデタラメを書いたのに、いくつかの企業から選考通過の案内が来たとのことです(決してマネはしないでください)。
 
 次回以降は、テストセンター受検での注意事項や、具体的にどんな問題が出題されるかを、具体的に紹介します。

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