「テストセンター」対策、ここがポイント!【5】

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「テストセンター」対策、ここがポイント!【5】

 就職試験で避けては通れない「筆記試験・適性検査」。現在は、「テストセンター」と呼ばれる会場で受けるテストが主流となっており、就活中に間違いなく1度は受検するといっても過言ではありません。本連載では、テストセンター試験の実施の背景や特徴、出題される問題の再現問題のほか、テストセンター突破の攻略法などを紹介していきます。

「非言語問題」の再現問題

 「非言語問題」は、数学を苦手とする学生にとっては大きな壁です。不安を感じる方も多いでしょう。しかし、問題自体は中学レベルのものも多く、対策しだいで確実にスコアアップにつながります。

 「言語問題」と同様に、事前にどういった問題が出題されるかを知っていれば、すばやく問題に取り掛かることができます。

ここでは、「推論・論理」の再現問題を紹介します(『SPI3の完璧対策 2017年度版』より)。

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箱の中に数色のカードが入っている。これらのカードについて、次のような3通りの発言があった。

X.箱の中には赤いカード2枚、青いカード3枚、白いカード4枚が入っている
Y.箱の中には少なくとも3色のカードが入っている
Z.箱の中には少なくとも2色のカードが入っている

以上の発言は、必ずしもすべてが信頼できるとは限らない。そこで、さまざまな場合を想定して推論がなされた。

次の推論ア、イ、ウのうち正しいのはどれか。AからHまでの中から1つ選びなさい。

推論ア.Xが正しければ Zも必ず正しい
推論イ.Yが正しければ Xも必ず正しい
推論ウ.Zが正しければ Yも必ず正しい

A.アだけ
B.イだけ
C.ウだけ
D.アとイの両方
E.アとウの両方
F.イとウの両方
G.アとイとウのすべて
H.正しい推論はない
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問題の考え方

 「推論・論理」というだけで、構えてしまう方もいますが、決して難しくはありません。
このタイプの問題では、発言の細かさに着目し、その細かいものから順番に並べます。本問いでは「X→Y→Z」という順番になりますが、これが論理関係も表しています。

 「X→Y→Z」の要素の1つ、「X→Y」は、「Xであるならば、Yである」ということです。「箱の中には赤いカード2枚、青いカード3枚、白いカード4枚が入っている(X)」ならば、確実に「箱の中には少なくとも3色のカードが入っている(Y)」といえますよね。しかし、「箱の中には少なくとも3色のカードが入っている(Y)」としても、「箱の中には赤いカード2枚、青いカード3枚、白いカード4枚が入っている(X)」とは限りません。緑や黄色のカードが入っている可能性もあるわけですから。YならばXとはいえないということです。

 本記事のトップの画像は、この論理関係をイメージ化したものです。情報が詳しい要素を、大きな要素(情報の限定度合いが低いもの)で包んでいます。この関係から、「X→Y」「X→Z」「Y→Z」が、正しいということができるのです。

 このことをあらかじめ知っていれば簡単です。ちなみに、本問の正解はAとなります。

難化傾向が進むテストセンター

 テストセンターでは、年ごとに問題が入れ替えられることもあるようで、実際に受検した学生から「市販の問題集に載ってない形式の問題が出た」「問題集は完璧にできたのに、難しい問題が出て解けなかった」といった声も聞きます。

 ペーパーテストの時代では、問題が入れ替えられるといったことはほとんどありませんでした(大量に、問題冊子を印刷するわけですから、簡単に入れ替えられません)。しかし、Web上で受検するテストセンターでは問題の入れ替わりは容易で、しかも難問が増加しているようです。

 あまりにも難しい問題は、「誰もできない」と割り切って考えましょう。適当に回答して、別の問題にチャレンジするのも手です。誰でもできるような問題を、間違わないことが重要です。

 簡単な問題を素早く・確実に回答する、ということを意識して挑んでください。

■『SPI3の完璧対策 2017年度版』
http://www.nikkeihr.co.jp/book/book_24/index.php

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