先輩社会人にインタビュー!【1】 働く女性が輝く方法

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先輩社会人にインタビュー!【1】 働く女性が輝く方法
小野寺友子さん(組織・人材開発コンサルタント)

 「女性活躍推進法」が制定され、女性のキャリアアップを政策的に後押しする機運が高まる一方、働き方や職場のジェンダー意識については見直しが迫られています。結婚、出産、子育て、介護…と様々なライフイベントが発生する中で、女性が「輝く」ために超えていかなければならないハードルは少なくありません。各分野で活躍する女性の「先輩たち」の経験談から、キャリア設計のヒントをつかみましょう。今回は、組織・人材開発コンサルタントの小野寺友子さんに話を聞きました。

「制度」と「現実」の狭間で奮闘


――今の仕事について教えてください。

 2015年2月に株式会社bouquet(ブーケ)、同年7月に株式会社BRICOLEUR(ブリコルール)を設立し、企業の組織開発・風土改革全般についてのコンサルティングを行っています。特にbouquetは、女性活躍・ダイバーシティー推進のテーマに特化しています。

 企業の制度改革は加速していますが、社員一人ひとりの価値観や、その集合体である「企業風土」は、一朝一夕に変化するものではありません。例えば「“ノー残業デー”と言いながら、皆が持ち帰り仕事をしている」という状況は、制度と風土がかみ合っていない典型例ですね。私の仕事は、社員の皆さんの意見をヒアリングしながら、各クライアント企業において最適な改善策を考えていくこと。制度を押し付けるのではなく、実態をつぶさに見ていった結果、制度の方を見直すことも多々あります。

――特に「女性活躍」の分野に力を入れたいと考えたきっかけは。

 私自身、出産や子育てを経験する中で、働き方に悩んだ時期がありました。それに加えて周囲の友人でも、特に「2人目」を出産したタイミングで、積み上げてきたキャリアからやむを得ず「離脱」する人が多かったんです。仕事と家庭、どちらかを選ぶこと自体が悪いというつもりはありません。でも、「選ぶことを強いられる社会」「働き続けたい意志があるのに、かなわない社会」というのはどこかおかしい。その思いが出発点でした。

――現在は2人のお子さんを育てながら働いていらっしゃいますが、どのような苦労がありましたか。

 1人目を出産したのは、コンサルティング会社に勤務していた2004年のこと。保育園は確保でき、実家の母のサポートも得られる環境にあったのですが、出産後に職場復帰してショックを受けたのは「これまでと同じようには働けない」という現実でした。

 想定外に大変だったのは、子どもがしょっちゅう体調を崩すこと。熱があると保育園には預かってもらえません。また、マネジャー職を任されていた私は「どんな仕事も投げ出して飛んでいく」ということが現実的に難しい状況でした。夫も仕事を調整して協力してくれましたが、お互いに相当な負担を感じていました。

 今、その頃の自分にアドバイスするなら「自分がするべき仕事を選びなさい」と言いたい。もっと職場の仲間に頼ることを考えるべきだったと思いますが、当時は社内の「ワーキングマザー」第1号として、「後輩のために」と気負っていた部分もありました。

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