先輩社会人にインタビュー!【3】 働く女性が輝く方法

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先輩社会人にインタビュー!【3】 働く女性が輝く方法
中澤優子さん(UPQ代表取締役)

 「女性活躍推進法」などで女性のキャリアへの注目が高まっていますが、働き方や職場のジェンダー意識などは見直しを迫られています。結婚、出産、子育て、介護……といったライフイベントも発生する中、女性が「輝く」ために大切なこととは? 各分野で活躍する女性の「先輩たち」の経験談から、キャリア設計のヒントをつかみましょう。今回は、家電メーカーUPQ(アップ・キュー)を創業した、代表取締役の中澤優子さんに話を聞きました。

働く理由は「お金」でも「プライベート」でもない

――2015年に女性1人で家電メーカーを立ち上げ、わずか2カ月で「17種類24製品」を開発したことが話題を呼びました。

 全24製品が販売開始になるまではほとんど帰宅する暇もなく、仕事場で仮眠するのが当たり前の日々でした。もちろん大変ではありましたが、辛いと感じたことは全くないですね。起業を決めたのも、立ち上げからブランド・製品発表までの期間を「2カ月」に設定したのも、自分自身ですから。ものづくりや新しいことを企画するのが大好きな私にとって、働くことは「お金のため」でも「プライベートを充実させるため」でもない。自分のやりたいこと、望むことを実現させたい。それだけなんです。

――大学時代は文系学生だった中澤さんが、ものづくりに関心を持ったきっかけは。

 まず大学は「就職活動をする場所」と捉えていたので、入学したらすぐに大学生協の書店へ行き、「業界地図」に目を通しました。世の中にはどんな業種・職種があるのかを知るところから始め、関心を持った企業には2年生の頃から積極的にコンタクトを取っていましたね。定年まで働く前提で仕事内容や働く人の雰囲気をリサーチして、「長く働き続けても嫌にならない」と思えたのが、ものづくり。私はちょうど中学生の頃に携帯電話が普及した世代でしたから、生活に不可欠で、かつ自分も愛着があるものを作れるのは面白そうだと考え、携帯メーカーへの就職を心に決めました。

――仕事について、かなり早い段階から考え始めたんですね。

 目指す場所がはっきりすれば、やるべきことも見えてくるんです。まず私は経済学部だったので、エンジニア職に就くのは現実的でないな、と。営業職に配属される可能性が高いとして、ではどういう営業なら企業は欲しがるか。携帯メーカーはキャリア(通信事業者)への営業が主でしたから、耳に入りにくいエンドユーザーと販売員の声を代弁できれば、強みになるのではないかと考えました。そこで、携帯の販売店で週5回・1日8時間のアルバイトを、1年ほど続けてみたんです。

 そのアルバイトをするために、授業の単位は1~2年生でほぼ取り終えていました。目標が明確になりさえすれば、パズルを組み合わせるようにやるべきことを整理し、実行に移していけばいい。だからこそ、自分自身の望んでいることを早い段階で認識することが大切だと思います。

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