変わり続けることを恐れない。それが最強の働き方

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変わり続けることを恐れない。それが最強の働き方

 今まで経験したことのないことや新しいことにチャレンジすることに、および腰になるのは誰もが経験することです。しかし時代は歴史上初めてといって良いほど女性が働くことに追い風が吹いていると言えます。あなたはどのような未来を手に入れたいですか? 自ら変化をいとわず、自分の未来を切り開いていきましょう。
(キャリアコンサルタント・小倉 環)

あなたの仕事は10年後になくなるか、残るか

 20代の女性のキャリア相談に乗ると「安定した会社を選ぶにはどうしたらよいのか」と質問されます。筆者としては「もはや安定を望める会社はない」と前提をお伝えした上で、相談者が「安定」を求める背景を探ることで解決の糸口を一緒に考えていきます。

 まだまだ親世代の終身雇用神話の価値観を持っている人が多いのでしょう。それに非正規雇用の拡大や、ITの進化により企業の事業の拡大・縮小のスピードが速まるのを目の当たりにして、防衛本能が働くのも無理はないと思います。

 しかし会社に安定を求め、今の働き方に留まることに望みを託すことは、もはや逆にリスクを背負いやすいということを知っておきましょう。

 その理由として、2013年に発表された未来の雇用に関するセンセーショナルな論文があります。英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授は「今、存在する職業の半数は10年後に人口知能やロボットに代替される」と発表したのです。米労働省が分類する702種の職種のなかで、コンピューターにとって替わられる職種を分析した結果、今後10?20年ほどでなくなる職種は約半数になると発表しました。その可能性の高い職種の一部を抜粋すると、宅配運転手、電話オペレーター、事務員や窓口係、融資担当者、データ入力、税務申告者などがあります。

 一方で10年後に残る職種としては、医者、教員、心理学者、人事マネジャー、看護師、作業療法士、ヘルスケアソーシャルワーカーなどを挙げています。

 これらの10年後に残る職業と残らない職業の違いは何なのでしょうか? 10年後に残る職業は抽象的な概念を整理して教えたり、他者の状況を理解した上での対人業務であったり、人を管理・指導する立場といった非定型業務です。一方で、秩序立った定形業務の職業は人工知能で代替できる可能性が高いと言っています。残念なことに、日本においてその定型業務の代表格である事務職を担っているのは女性がほとんど。この現実を日本の女性は直視しなければなりません。

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