AI(人工知能)時代の事務職の働き方を考える

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AI(人工知能)時代の事務職の働き方を考える

 ビジネスメディアでAI、ロボットといった時代のキーワードを目にしない日はありません。しかし文系出身で事務職の女性は、この話題についてピンとこない方も多いようです。「もっと早くに知っておけばよかった……」とならないように、AI時代の事務職に求められる働き方を考えます。(キャリアコンサルタント・小倉 環)

あなたのその仕事のやり方、今のままで大丈夫ですか?

 人口減少時代の人手不足を補うためにも注目されている女性の労働力ですが、企業から「女性従業員の職域の拡大をどうしていったらよいか」といった相談をよく受けます。企業側は今まで補助的な事務業務を行ってきた女性に仕事の幅を広げ、一段上の責務を担ってもらいたいと考えているのです。

 しかし、女性活躍の時代だからと言っても、長年その仕事をし続けてきた女性のなかには「職域が広がる」ということについて、「仕事をする時間が増えるのでは?」と考え、「変わりたくない」という女性もいます。これらの場合は「仕事が増えるから」「責任を持つのは嫌だ」と近視眼的にモノを捉えていることが多いのですが、そのままずっと同じ業務を続けられる可能性は低いということをもっと意識したほうがよいと筆者は思います。なぜならば定型業務の事務職はAI(人工知能)に代替されると言われている職種の代表格だからです。

 筆者は今年1月にいつものように日経電子版を読んでいて、軽い衝撃を受けました。新聞記事の末尾に「人工知能(AI)技術を使って自動で文章を作成しました」とあったのです。いよいよ、身近なものになってきたなという感想を持ちました。記事は企業のデータをもとに書かれた内容のため、人間が描く情緒豊かな表現はありませんでしたが、記事内容は読者にとっての目的を達成しており、人間が書いたものと遜色がありませんでした。

 あなたが経営者だったら、AIと人間が同じ程度の能力の場合、どちらを雇いますか?AIは文句を言いません。粛々と決められた仕事を繰り返すことができます。人間の個人の能力のように凸凹がなく、一律で確実。定期的なメンテナンスは必要ですが、使い方次第で優秀な部下になり得るのです。

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