「日経HR Labo 就活ゼミ生」講座より【1】 留学生のための就活対策(前編)

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「日経HR Labo 就活ゼミ生」講座より【1】 留学生のための就活対策(前編)
講師のエンピ カンデルさん

 「日経HR Labo」は2016年12月、日本で就職を目指す外国人留学生(日経HR Labo 就活ゼミ生)を対象に就活対策講座を開催しました。講師はネパール出身のエンピ カンデルさん。株式会社トモノカイで留学生の就職支援や生活支援、異文化交流などのサポートを行っており、これまで2000人以上の留学生を日本企業へ就職サポートした実績があります。ご自身も日本の大学へ留学して就活をし、新卒入社を経験しました。
 本稿では留学生ための就活対策のポイントについて、講座の一部を2回に分けてお伝えします。

【就活準備1 スケジュールの理解】

 日本の就活は学部3年生・修士1年生の10月から3月までが準備期間。その後、多くの企業は3月からエントリーが始まり、書類選考、筆記試験を経て、4年生・修士2年生の6月から面接が開始されます。そのため3月までに「自己分析」と「業界・企業研究」を終えて、エントリーしたい企業をできるだけたくさん考えておく必要があります。

 また日本人学生の中には、3年生の夏ぐらいから企業のインターンシップ(就業体験)に参加する人もいます。多くの留学生はインターンシップに行きませんが、これからの時期(12~3月)に行われるインターンシップもありますので、参加することをお勧めします。参加すれば、日本企業の働き方や文化などが分かるでしょう。

 インターンシップには1日だけ行われる「1Dayインターンシップ」もありますが、1Dayインターンは会社説明会であるケースが多いので、できれば1週間程度参加できるプログラムが望ましいです。

【就活準備2 企業の探し方】

 企業を探すには、「リクナビ」や「マイナビ」などのナビサイトを利用することが多いですが、留学生はやみ雲にサイトに会員登録してはダメです。各ナビサイトの特徴を理解して、自分が合うサイトを探してから、登録してください。まずは、登録せずに企業を検索してみて、興味がある企業が載っているかを見極めましょう。

 会員登録すると、企業からセミナー案内などのメールが大量に来ます。私が学生のときは、そのことを知らなかったので、最初に9社のサイトに登録してしました。1週間後にメールボックスを開いたら、企業からのメールが4000通くらい来ていて……。結局、メールを読む気にならず、そのまますべてを削除し、不要なサイトから退会して、最終的には3つに絞りました。

 また、企業の探し方としては、大学のキャリアセンターも役立ちますし、日頃から先輩や友人たちとコネクションをとっておき、先輩たちから企業を紹介してもらうという手もあります。

【就活準備3 内定までの流れを理解】

 海外の企業は、数社受けただけで就活が終わるということもあります。しかし、日本の就活はまったく違います。以下は内定までの流れと、それぞれの段階の平均的な社数です。ただし、理系はこれより少ない傾向があります。

プレエントリー(100社) → 企業セミナー・説明会参加(50社) → エントリーシート提出(40社) → 筆記試験・適性検査(30社) → グループディスカッション(GD、20社) → 1次面接(15社) → 2次面接(10社) → 最終面接(5社) → 内定・内々定(1社)

 1次面接の段階で15社ほど選考に残っていれば、最終的には1社から内定(内々定)を獲得できるでしょう。また、留学生にとって突破が難しい“カベ”は「筆記試験」「GD」「2次面接」ですので、事前に対策を練っておくことが大事です。

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