<内定へのステップ>【3】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます

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<内定へのステップ>【3】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます
学生の皆さんにアドバイスを送る小室晃氏

 初めての就職活動、不安があるのは当然。内定獲得への道は一つではないとはいえ、「今、どんなことをしておくと安心かな?」と道しるべが欲しくなるものです。
 このコーナーでは毎月1回(原則)、“今の時期にやっておくべきこと、知っておいたほうがよいこと”を、企業で人事担当者として採用活動の経験があり、長年にわたって学生の皆さんに就職に関するアドバイスを続けてきたエキスパート・小室晃氏にうかがっていきます。

第3回

◆3月1日の会社説明会の解禁に向け、今は「自分を理解する」「どんな業界・職種で活躍したいか」ということを固めていく時期です。インターンシップについては前回ふれていただきましたので、第3回の今回は、自己分析と職種研究・業界研究を中心にお話をうかがっていきます。
※前回の話はこちら
https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/news/advice_ko_02/

【納得いく企業研究のために~自己分析、業界研究・職種研究】

●自己分析について~「とりあえず長所・短所を羅列」はNG!●

 ――自己分析とは、「自分が持っている強みと弱み、興味や価値観などを再確認して、自己PRに生かしたり、自分に合う企業探しに役立てること」です。具体的にはどのように取り組めばよいでしょうか?

 これまでの学生生活を振り返って、「印象に残っている」「頑張った」「辛かった」経験を書き出し、似ていると思う経験をグループにして並べてみましょう。そして、自分の行動から「計画的に行動するのが得意」「慎重すぎるところがある」などの傾向を見つけ出し、それらを強みと弱みに分けてみましょう。

 もちろん、アルバイトや学業、部活・サークル、ボランティアなど取り組んだことを幅広く考えていいですし、大きなことや目立つ経験に限る必要はありません。自分を理解して、「どのような人間か」を一言で伝えられるようにすればよいのです。難しく考える必要はありません。

――自己分析をする際に、注意したほうが良い点があれば教えてください。

 学生の皆さんがよく陥ってしまうのが、“とりあえずワークシートに自分の長所・短所を書き出して、それに関連したエピソードをつけようとして手がとまってしまう”というケースです。順番が逆なんですね。「積極的」「人見知り」のような言葉を羅列することから入るのはよくありません。まず学生生活を振り返って、自分の強みや弱みを裏づけするような経験を整理してください。

 例えば「ゼミ活動を頑張った。定期的に2人1組でのプレゼンがあり、複数人で何かに取り組むことの大変さを感じたり、“言うべきことは言う”姿勢が身についた。→コミュニケーション力や協調性が高まったと思う」などです。

 また、他人と比較したり、企業が求める人物像に合わせて無理に自分を作り上げる必要もありません。完璧な人間はいないのですから、短所があっても心配せずに受け入れて、それを克服しようとする姿勢を見せるほうが大事です。例えば、「自分が興味ある一つのことに熱中してしまいがちなので、さまざまなことに興味を持てるよう、意識的に新聞を読んで幅広い分野の情報収集をししたり、様々なジャンルで友人をつくるよう努力している」などが考えられます。

 ――友人に「自分がどんな人物か」を評価してもらう「他己分析」や、「自分史作成」も自己分析の方法として挙げられることもありますよね。

 他己分析も参考になります。ただ、「ねばり強い」「努力家」のような言葉を挙げてもらうだけではなく、必ず「どうして、そのような人間だと感じるのか」「どのようなときにそう感じたか」というエピソードや理由を聞くようにしましょう。
 
 小学校時代から自分の生い立ちを振り返るような、自分史を作成する方法もあります。就職活動の採用選考で問われるのは大学生活がメーンとなりますが、小・中学生時代を含めた高校生までの生活でも、「生徒会活動や部活で人を引っ張る立場にいることが多かった。それゆえ、リーダーシップをとることについては自信がある」など、自分の行動から導きだせる強みがあればアピールポイントにもなります。また、「どんな子供でしたか?」と面接で尋ねられることもあるので、端的に答えられるようにしておくことは大切です。ただ、あまり時間をかけすぎないようにしましょう。自分史を作成することが目的ではなく、自分の強み・弱み・行動特性などを見つけることが目的なので。

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