<内定へのステップ>【8】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます

News

<内定へのステップ>【8】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます

 初めての就職活動、不安があるのは当然。内定獲得への道は一つではないとはいえ、「今、どんなことをしておくと安心かな?」と道しるべが欲しくなるものです。
 このコーナーでは毎月1回(原則)、“今の時期にやっておくべきこと、知っておいたほうがよいこと”を、企業で人事担当者として採用活動の経験があり、長年にわたって学生の皆さんに就職に関するアドバイスを続けてきたエキスパート・小室晃氏にうかがっていきます。

第8回 面接に関する疑問と不安を解消!

◆内定獲得への大きな関門となる面接。緊張するのは当然ですが、皆さんにとっては、企業に自分のことや入社意欲を伝える絶好のチャンス。今回は面接に関する不安や疑問を、実際に企業で採用担当者として面接選考にも数多く立ち会われてきた小室さんに解消していただき、自信をもって臨めるようにしましょう。
※前回の話はこちら
https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/news/advice_ko_07_01/

【企業に自分のことを知ってもらうために】

●面接では、一体何を評価されるの?●

 ――個人面接はグループディスカッション(GD)とは違い、じっくりと時間をかけて学生を評価することになります。採用担当者は面接で、何を見ているのでしょうか?

 キャンパスライフや志望理由に関する受け答えや、面接中の振る舞いを通して、「目的意識を持って行動してきたか」「企業理解をし、納得したうえで応募しているか」を見ています。エントリーシート(ES)や筆記試験だけでは分からない、「聞く・話す」「場の雰囲気を読む」といった力を含めて、学生のポテンシャルを実際に会って話すことで確認するわけです。前回お話ししたGDでは、集団の中での発言や行動がポイントでしたから、また違った面を評価することになりますね。

 ――質問に対してどう答えればいいのか、注意点はありますか? 例えばESの場合は、「結論を冒頭に、5W1Hを意識して」ということでしたが、面接も同じでしょうか。ともすると「、」が多い、ダラダラと長い回答をしてしまう学生もいると思います。

 「答え方」と「内容の具体性」に注意してください。
 「答え方」というのは、「何を聞かれたのか?」をきちんと理解し、それに合わせた回答をすることです。これはコミュニケーションの基本ですね。例えば「あなたが大学生活で一番力を入れたことは何ですか?」と聞かれたら、「ゼミの研究に力を入れました。」と簡潔に答えてから、「研究内容は、経営不振の企業の経営計画を見直すというもので……」と具体的な内容に入っていきましょう。そうすれば、話が長くなって結論が分かりにくくなることはありません。 最初に「私は3年生からゼミに所属し……」と過程を話し、最後に結論を持ってくるより、聞く側もポイントをおさえやすくなるはずです。ESと同様に「起承転結」ではなく「まず結論を述べる」よう気を付けてください。

 もう一つの「内容の具体性」は、可能ならば具体的な数字や固有名詞を使う、ということです。例えばアルバイト先の社名などをあえてぼかす学生さんもいるのですが、分かりやすく伝えるには固有名詞が一番です。数字や固有名詞を使えない場合は、自分の行動や姿勢について、分かりやすい言葉で内容を伝えるようにしてください。限られた時間のなかで自分を知ってもらうために、少しでも話の内容がイメージしやすいものとなるよう心がけましょう。

●よく聞かれる質問とは…?●

 ――ESに書いてあることと同じ内容を、面接で話してもよいのでしょうか? また、ESに書いていないことを話してもよいのでしょうか?

 ESと同じ内容を話しても問題ありません。気になるなら「ESにも書きましたが……」と一言前置きして始めると、気持ちが楽になりますね。
 逆に、書いていないことを話しても構いません。ESには文字数という制約がありますから、そこで書ききれなかった自分のことを面接の場で伝えきる、と考えればよいでしょう。

 ―― 一次面接など、選考段階の早いときは企業側もかなりの数の学生を面接するわけですが、面接担当者は事前にESを読んでいるものなのでしょうか?

  「応募者はお客様」という意識がある企業なら、読んでいることが当然ですし、それが採用する側のマナーです。ただ、あまりに受験者数が多いと、事前にESを読まず、面接のみで判断しているケースもあるかもしれません。学生の皆さんは、基本的にはESは読まれていると思って面接に臨んでほしいです。

 ――よく聞かれる質問は?

  「自己紹介」と「志望理由」は必ず聞かれると想定しておいてください。人間性やストレス耐性を知るために「学生時代で力を入れたこと」(いわゆる“ガクチカ”)や、「挫折・困難を乗り越えた経験」「チームで活動した経験」も多いです。採用する側にとっては、一緒に働くことになる仲間ですから、その学生が「どのような人間か」や、入社意欲の高さを知りたいのは当然ですね。

 なお、最近面接を経験した学生さんから、「同じ企業の一次面接でも、担当者によって質問が異なる。」と聞きました。たとえ「この企業では志望動機しか質問されないよ。」という情報を得たとしても油断せず、対応できるようにしましょう。

あわせて読みたい