<内定へのステップ>【10】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます

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<内定へのステップ>【10】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます
入社誓約書に法的拘束力はありません(写真はイメージです)。

 初めての就職活動、不安があるのは当然。内定獲得への道は一つではないとはいえ、「今、どんなことをしておくと安心かな?」と道しるべが欲しくなるものです。
 このコーナーでは毎月1回(原則)、“今の時期にやっておくべきこと、知っておいたほうがよいこと”を、企業で人事担当者として採用活動の経験があり、長年にわたって学生の皆さんに就職に関するアドバイスを続けてきたエキスパート・小室晃氏にうかがっていきます。

第10回 内定承諾・辞退について/6月1日に向けて

◆既にいくつか内定(内々定)を獲得した学生さんもいることと思います。今回は「内定の辞退っていつまでに、どのような方法でしたらいいの?」「そもそも内定の定義って……?」など多くの皆さんが直面する内定にまつわる疑問について、きちんと確認しておきましょう。また合わせて、6月1日の本格的な選考解禁へ向けての心構えを、小室さんにうかがいます。
※前回の話はこちら
https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/news/advice_ko_09_01/

【進む就活戦線、志望度の高い企業は早めに面接を】

●インターンシップ組の選考“優遇”が目立つ●

 ――最近の就活状況はどうでしょうか?

 学生さんからの相談内容がエントリーシート(ES)から面接へとシフトしてきており、ESを出し切って面接へと進みつつあることがうかがえます。一方で、教育実習を控える学生さんからは、「学校に行かないわけにはいかず、もっと平日の夜や土・日曜日の選考が増えてくれれば……」という苦しい声が聞こえてきます。

 “面談”や“質問会”などひっきりなしに続く企業からのアプローチに、選考されているのかはっきりと分からず、不安やいら立ちを感じている学生さんもいるようです。ただ、例年同様であれば、企業から声をかけられたものに参加しておくことは、選考で有利になるはずです。選考解禁日に面接をしてもらえたり、選考の初期段階をスキップできたりなど、何らかのメリットがあるのではないでしょうか。

 ちなみに、なぜ早めに面接してもらえるとよいかというと、企業は優秀な学生を早いうちから確保するために、そうした学生の面接を早めに行って、内定を出していくからです。選考時期が遅くなると、ある程度の採用人数の「枠」がうまった状態になっている、ということですから、「志望度の高い企業は、多くの企業で面接を経験してから受けるために、終盤にとっておこう」などと考えずに、なるべく早い日程で面接を入れるようにするとよいと思います。

 ――今年の就活で、例年と違う点は見られますか?

 昨年よりも、冬や春のインターンシップから、本選考につながっているケースが多いと感じます。なかには、「最初の面接が最終面接だった」という学生さんもいました。企業は、インターンシップで実施するグループワークや集団のなかでの振る舞いによって、主体性や物事を進める力を評価していたのでしょう。「インターンシップの選考がなかなか通らなかった」という声も多く聞きましたが、企業側はインターンシップの時点から、実際の採用へつなげていくことを考えて、シビアに選考していたのではないでしょうか。

 リクルーターの役割も、昨年あたりから変化してきているように感じます。以前は「リクルーター」というと、学生に接触して自社への理解を深めてもらったり、目を付けた優秀な学生を人事部に推薦したりする、という役割を担っていたかと思います。しかし、最近は「選考ルートに乗っている学生のサポート」というアドバイザー色が濃くなっている印象を受けます。学生に対して担当の社員がつき、志望動機に対して「ここが弱い」「この視点を入れて練り直して」などとアドバイスする、という話もよく聞きます。

 優秀な学生を確保する手段として、企業が手を替え品を替え、リクルーターを有効に活用しようとしていることがうかがえます。会う場所もカフェや貸し会議室など多様なようですが、企業に呼ばれた場合は面接だと思って臨んだほうがいいかもしれません。

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