<内定へのステップ>【11】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます

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<内定へのステップ>【11】これで安心!就活のエキスパートが「今やるべきこと」を教えます

 初めての就職活動、不安があるのは当然。内定獲得への道は一つではないとはいえ、「今、どんなことをしておくと安心かな?」と道しるべが欲しくなるものです。
 このコーナーでは毎月1回(原則)、“今の時期にやっておくべきこと、知っておいたほうがよいこと”を、企業で人事担当者として採用活動の経験があり、長年にわたって学生の皆さんに就職に関するアドバイスを続けてきたエキスパート・小室晃氏にうかがっていきます。

第11回 6月の「あるある」お悩み相談

◆「内定(内々定)をまだもらっていないけど、大丈夫かな……?」「面接で話す内容をもっとよくするには……?」。就活中の学生から多くの悩みが聞かれます。企業によって選考の時期やスピードが異なり、「6月1日から面接を受け始めているが、まだ選考が続いている」「内定はもらっている企業はあるものの、就活は継続中」「面接がなかなか通過しなくて……」など、6月は皆さんの状況も多様でしょう。今回は小室さんから、この時期に多く寄せられる相談へのアドバイスをいただきます。
※前回の話はこちら
https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/news/advice_ko_10_01/

【悩みはさまざま。就職戦線は続く】

●内定先から「就活を終えましたか?」という質問、どう切り返す?●

 ――正式な選考開始日を過ぎて採用活動が進み、「6月1日から1週間程度で、大手の人気企業はすでに内定をほぼ出し切っている」との報道もあります。内定出しのピークはもう過ぎたのでしょうか?

 大手企業を中心に「内定をもらった」という報告を学生さんから受けています。内定出しは、6月以前に実質的な選考を開始していた企業は6月の第1週目に、6月1日から選考を開始した企業は第3週目あたりにピークがくるのではないでしょうか(注:取材日は6月上旬)。

 私の感じた範囲ですが、中小企業の内定出しが昨年より少ない印象を受けます。中小のなかには昨年、大手より先に内定を出したものの、大手の選考開始後に辞退が多くあり人材確保に苦労した、という企業もありました。それを受けて今年は、選考のヤマ場を大手の内定時期より後ろにずらしているのかもしれません。

 ――内定をもらっている学生も、なかなか心が休まらない場合がありますね。

 人事担当者から「内定承諾書の提出はすぐでなくても構わないが、採用人数が埋まってから後の提出は受け付けない」と言われ、本命企業の選考が残っている場合は提出すべきか否か、悩んでしまう学生もいるようです。この場合は、もちろん志望度に応じてですが、本命企業の結果を待たずに、まずは承諾書を提出して構わないと思います。前回触れたように、内定を辞退することも学生の権利のうち(解約権)で、承諾書を出したら入社しないといけない、ということはないからです。

 内定先企業から「就活を終えましたか?」と確認の電話がかかってきたものの、「実は本命の企業を受けている……」という場合もあるでしょう。そういったときは、ひとまず「終わっています」と答えておいて、後から辞退することになっても問題はありません。「選考は終わっていたが、電話の後に内定の連絡をいただいた」と弁解することもできます。できるだけ精神的負担の軽い状態で就活を続けるには、こうしたテクニックも必要だと思います。

 また、本命企業から内定をもらっていても、油断できないケースもあるようです。例えばある企業では、「企業が定めるTOEICのスコアをクリアしないと、実際に入社はできない」という話を聞きました。自分の目標へ向けて、引き続きまい進するしかないですね。

●採用活動はまだまだ続く●

 ――「就活を終える」という話を聞いて、焦りを感じてしまう学生もいます。

 内定をまだ獲得していない学生は、“スピード内定“組に関する報道を見聞きしたり、2018年卒業の学生を対象にした夏のインターンシップの案内も始まると、焦ってしまいますよね。実際に「友達が内定を次々にもらって就活をやめていく! 私はまだゼロなのに……。これはまずいですか?」という相談も受けました。

 選考開始が早い企業を受けていた場合は、ゴールが早くなる人も多いでしょうし、スタート時期が違えば、周りと差が出るのは当然。振り回されることはありません。焦っても仕方がないですし、「自分は自分」と思い、やるべきことをしっかりやりましょう。

 今年と同じく売り手市場だった昨年の状況を振り返ってみても、6月中は「採用枠が埋まりましたので、選考受付を終了します」という企業はそれほど出てこないと思います。これから内定辞退も相当数出てきますし、採用予定人数を満たすために企業は採用活動を継続するでしょう。

 一度選考を受けて通らなかった企業に、再び応募して選考を受ける“再チャレンジ”を認めている企業もあります。就活を通じて成長していることが多いですから、再度受けて同じ結果になるとは限りません。悔いのないように、志望度が高く、諦めきれないなどの場合は挑戦してみてください。

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