内定学生の就活日記【5】「営業職は苦手そう……。そんな理由でIT業界を志望」

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内定学生の就活日記【5】「営業職は苦手そう……。そんな理由でIT業界を志望」

 多くの学生が初めて体験する就職活動。参考になるのが先輩たちの活動体験談です。2016年春入社に向けて就活をした先輩たちは、どのようなことに取り組んで、内定を獲得したのか。先輩たちに自分の就活を日記風に振り返っていただきました。長期にわたる活動ではやる気が上がったり、落ち込んだり、学業との兼ね合いから非常に忙しかったりなど様々なことがあったようです。
 では「内定学生の就活日記」の5回目、ITに内定したM.Kさん(国立大学・文系・女子)の日記を見てみましょう!

【M.Kさんの就活データ】

●志望業界
当初:総合商社、海運を中心に幅広く
入社予定:IT

●エントリー:約70社
●セミナー・説明会参加:約50社
●エントリーシート・履歴書提出:約25社
●OB・OG訪問人数:1人
●筆記・Web試験受検:約25社
●面接:約15社
●内定:2社

◆大学3年の11~12月「当初考えていなかったIT業界に興味」

 1年生から入っている合唱サークルの演奏会を12月に控え、週2回程度、練習に打ち込む。これで引退となる最後の演奏会で、練習にも熱が入る。そのため生活の忙しさは「8」。

 就活関連では1Day(ワンデー)インターンシップを中心に、10社以上に参加。特に志望業界を決めていなかったこともあり、この時期は幅広く見ることが目的。

 その中の1社、IT企業の話を聞いて、業界に興味がわく。自分はプログラミングの知識はないし、理系でもないし、情報系の学部でもないため、当初はIT業界で働くイメージは全くなかった。ただ、顧客の要望をヒアリングして、自社の技術でどうやって解決していくかという業務内容に関心が高まる。

 また、友人がアルバイトをしていたベンチャー企業で、数カ月にわたる長期インターンシップを始めたのもこの頃。学生が主体となって中小企業の社長の話を聞き、フリーペーパーの記事にする。

 学生が知っている企業はほんの一握りで、ほとんどが大手。中小企業は社長の人柄や会社の雰囲気をよく知らないと、入社しても企業と学生のミスマッチが起こる。ホームページには立派なことしか書かれておらず、就職情報サイトには悪いことは書かれていない。学生の目線で企業の特徴を伝えることができたら、学生の企業選びに役立つのではということが狙いのようだ。この時期は誌面構成を練っていた。

◆1~2月「社長インタビュー中に泣いてしまったことも」

 大学の単位はほぼ取り終えていたので、授業やテストは忙しくない。就活へのやる気が高まってきた。友人たちがそわそわし始めて、学内でも業界セミナーなどが開始。書店でも就活コーナーが目につくようになり、筆記試験の対策本を購入した。言語問題は解けるが、非言語問題は苦手。グラフの読み取りの問題が難しい……。

 11月頃から始めた長期インターンシップでは、実際に中小企業の社長へインタビュー。ただ、緊張のあまりインタビュー中に泣いてしまったことも。もともと話しベタで、社会人とコミュニケーションをとった経験がほとんどなかった。

 録音した自分の声を聞いても話すのが下手だと感じた。この頃、インタビュー集をフリーペーパーとして発行することが難しくなり、Web上に公開することが決まった。この経験は、就活の面接の「自分の失敗談」のネタとして使えた。

◆3月「面接で落ちることが続出。理由は分からない」

 就職情報が解禁。IT企業を中心にエントリーし、3月だけで37社の企業セミナーに参加した。企業選びの1つとして、「IT」「平均年収」などの単語で検索して、給与が高い順にエントリーしたりしていた。

 企業のセミナーに行ってみると、業界の構造などを分かりやすく説明してくれる。自分の知識が増えて、世界が広がっていく感じで楽しい! セミナー参加後は、エントリーシート(ES)を提出。3月は5社ぐらいにWebでESを送信した。ベンチャー企業の中には、面接が始まったところもあった。

 ESには、学業と長期インターンシップのことを書こうとテーマは決めていたが、全く準備をしていなかったこともあり、全然書けない。もともと自己分析はしておらず、ESの添削は、恥ずかしさもあり誰にもお願いしなかった。

 面接の質問は、どこの企業も「学生時代に力を入れたこと」などが多い。回答をトチったとは思わないが、次の面接に呼ばれないことが続いた。周囲の学生も緊張しており、自分だけがダメということではないと思うが……。このときは落ちた理由が分からなかった。ただ、あとで考えると、逆質問で「特にありません」と答えたことが、落ちた原因か?

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