内定学生の就活日記【6】「5~6月、友人たちは内々定を獲得、でも自分は……?」

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内定学生の就活日記【6】「5~6月、友人たちは内々定を獲得、でも自分は……?」

 多くの学生が初めて体験する就職活動。参考になるのが先輩たちの活動体験談です。2016年春入社に向けて就活をした先輩たちは、どのようなことに取り組んで、内定を獲得したのか。先輩たちに自分の就活を日記風に振り返っていただきました。長期にわたる活動ではやる気が上がったり、落ち込んだり、学業との兼ね合いから非常に忙しかったりなど様々なことがあったようです。
 17年入社の就活は16年入社とスケジュールが若干異なりますが、どのように就活を進めれば内定を獲得できるのか、ES・面接対策やモチベーションの保ち方など学べることは数多くあります。
 では「内定学生の就活日記」の6回目、IT・情報処理に内定したY.Kさん(私立大学・文系・女子)の日記を見てみましょう!

【Y.Kさんの就活データ】

●志望業界
当初:子どもに関われる仕事を考えており、業界は決めつけず、幅広く見ていた
入社予定:IT・情報処理

●エントリー:約100社
●セミナー・説明会参加:約50社
●エントリーシート・履歴書提出:約50社
●OB・OG訪問人数:0人
●筆記・Web試験受検:約20社
●面接:約30社
●内定:1社

◆大学3年の6~8月「インターンシップの合説に参加、学生の多さにやる気そがれる」

 大学2年生から3年生に上がるとき、1年間休学した。休学中の上半期は米国へ留学し、下半期は国内の公立小学校で授業をサポートするボランティアに取り組んだ。

 米国ではインターンシップをやったり、ストリート・チルドレンにサッカーを通じて社会のルールを教えたりした。また、子どもたちの勉強の面倒を見たりしたことで、「自分は、子どもや人の成長を支えることが好きなんだ」と感じ、将来は子どもに関わるような仕事に就ければいいなと考えていた。

 ただ、子どもに関わる仕事といっても教育に絞るのではなく、「家族で仲良くできる家を作る」建築や、「壊れない机を作る」ようなメーカーの仕事から子どもにつながる業種でもいいな。

 大学1年生から続けている塾講師のアルバイトは、8月は夏期講習が忙しい。小学4年~中学3年を担当し、週3~4回アルバイトが入っていた。そのため、夏期のインターンシップは長期間のものは避けて1日だけの「1Day」が中心。直前に申し込んでも参加できる企業を選んだ。

 6~7月頃に合同企業説明会に参加。しかし、来場学生の多さに圧倒され、やる気がそがれた。ここに参加しないとインターンシップに参加できないのであれば、参加しなくてもいいかな。

◆9~11月「新卒紹介会社にプロフィールを登録、いろいろな企業と縁を持ちたい」

 大学では心理学を専攻しており、ゼミ活動では「中学生の親との関わり」をテーマにフィールド調査。子どもが落ちこんでいる状態のとき、親はどうかかわるのか。

 9月末~10月上旬に母校の中学校を3回訪問し、調査の質問内容について先生に相談した。10月に質問紙を完成させ、11月頃には約300人から返却があった。結果をパソコンに打ち込んで数値化し、統計処理。生活の忙しさの中心はゼミだった。結果をまとめて、1月にあるゼミ発表会に向けて作業を頑張ろう。

 この頃は、学内の就活講習会に積極的に参加。業界研究セミナー、新聞の読み方講座、マナー基礎講座、女子学生キャリアセミナーなどだ。

 また11月頃には、とりあえず、いろいろな企業と縁を持つことが大事と考え、新卒紹介会社にプロフィールを登録。新卒紹介は一般的ではないため、よく分からない部分もあったが、精神的にしっかり持っておいて、怪しかったら辞めればいいや。

◆12~1月「同じ業界でも、企業によって合う・合わないことがある」

 新卒紹介会社から連絡のあった企業説明会に、数社参加。学内企業説明会に来る大手に比べて、規模は小さいけどいい企業が多いとの印象を受ける。企業にエントリーすることで自分の視野が広がり、情報が入手できるため、少しでも興味を持ったら、エントリーしていた。

 中小企業の説明を聞くと、私たちが知っている大きな企業の仕事を、中小企業がサポートしているから社会が成り立っていることを知った。また、自分はよく知らない業界を“食わず嫌い”にせずに説明を聞くことで、やっぱりこういう考え方だから自分に合わないということを確認できた。同じ業界でも、企業によって合う・合わないことがあることも。

 説明会では企業のいい部分しか語られないので、こちらから質問して、仮に嫌われても企業が語りたくない情報をどう得られるかが大事だと思っていた。

 例えば、建築会社などは「2020年まではオリンピック景気で伸び盛りの業界」とアピール。しかし、「2020年以降はどうするのですか?」と質問すると、どこの会社もちゃんとした回答がない……。こういったビジョンを広く持てない会社は、自分に合わない気がする。

 学内で「転職者が語る業界セミナー」が開催された。一般的に華やかでいいと思っている業界であっても、割とネガティブな部分もある。ネガティブな情報を知って、「じゃあ、自分は働きたくない」ではなく、「それだったらこういう感じで乗り越えられるかな」などと考えればいい。

 この頃、必ず聞く定型の質問はなかったけど、企業説明の中で疑問に思ったことはどんどん質問していた。質問したことで、嫌われたのなら、その会社には合わないというだろう。質問への対応の仕方で、企業の考え方を判断できるし、エントリーシート(ES)の質問内容などからも、自分に合う会社・合わない会社が分かることに気づいた。

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