外国人留学生の就活リポート【1】Aさん(3年生10~3月活動編)

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外国人留学生の就活リポート【1】Aさん(3年生10~3月活動編)

 海外から日本の大学へ留学し、卒業後に日本の企業で働くことを目指して就職活動をする留学生たち。母国とは異なる就活に対して、戸惑うことなどもあるようです。2018年入社に向けて留学生たちはどのように就活に取り組んでいるのでしょうか。話を聞きました。

 第1回は韓国出身のAさん。取材をした2017年3月は就活中であったため、その時点までの活動状況について教えていただきました。

☆Aさん(女性)のプロフィール

◎韓国出身。高校卒業後の2011年12月に来日。日本語学校で2年間勉強した後、2014年4月に現在の大学(私立大学・文系)に入学した。取材時は3年生。

◎志望業界:化粧品、日用品、航空など。

◎日本で働きたい主な理由:
1.日本人の真面目さなど日本の良さに惹かれたこと。
2.学んできた日本語を使って仕事をしたいこと。
3.日系企業は人材育成・教育制度がしっかり整っていることが魅力的。

☆取り組み状況

◆就活を意識して開始したのは……大学3年生の10月下旬

 昨年の10月下旬から就活を始めました。きっかけは新聞社が主催する就職セミナーに参加したこと。セミナーで就活のスケジュールや選考対策の準備などについて聞いて、「そろそろ取り組まくなくてはいけないのか!」と気がつきました。韓国の就活は大学4年生になってから始めても間に合うので、日本のスタートは早いですね。

 秋から開始したので、3年生の夏休みに開催されたインターンシップには参加していません。インターンシップ初参加は12月です。

◆11~1月頃に取り組んだこと……まず自己分析。ほかに数社のインターンシップに参加など

 就活で最初に取りかかったのは「自己分析」。就活支援会社が行っている対策講座に参加して、自分の中学、高校、日本語学校、大学時代の出来事や、自分が好きなこと、嫌いなことなどについて書き出しました。自己分析は2月頃までに終えたかったのですが、結構時間がかかりました。

 ほかには、インターンシップへの参加です。興味があった化粧品や日用品、アパレルなど数社に参加しました。いずれも1~2日間の短期インターンシップです。

 ほとんどの企業は、グループワーク(GW)を通じて学生に業界や企業のことを知ってもらおうというのが狙いのようでした。個人的には業界を全体的に理解することができ、企業の雰囲気も分かったので満足でした。また、GWのメンバーの中で自分1人だけが留学生という状態にも慣れることができました。

 この時期は合同企業説明会への参加や他己分析、グループディスカッション(GD)対策、SPI対策などにも取り組みました。やらなければならないことが多くて大変でした。

◆2月頃に取り組んだこと……業界を絞って企業研究。3月1日にエントリーする企業をリストアップ

 「2月中旬までに自分がどのような業界に興味があるのか、絞ったほうがいい」――。大学のキャリアセンターの方からこのようにアドバイスされ、業界を絞る作業をしました。

 合同企業説明会や企業説明会・セミナーなどに参加。この時期はITや食品、銀行、クレジットカード、電機、アパレルなど幅広く見ました。その中から興味・関心のあった化粧品、日用品、航空に絞りました。

 業界を絞ったあとは企業研究です。やり方が分からなかったので、就活支援会社の講座に参加しました。IR(Investor Relations、投資家向け広報)情報を使った企業研究の方法、企業のホームページのチェックする項目などを教えてもらいました。この時期には業界研究本や『就職四季報』なども購入しました。

 また企業研究を踏まえて、3月1日にエントリーする企業を30社くらいリストアップしました。

◆3月頃に取り組んだこと……企業へのエントリー、ESの作成・提出

 3月1日に「リクナビ」などがオープンになり、約30社にエントリーしました。その後、少しずつ増えて、今は50社くらいにエントリーしています。

 今までに企業説明会・セミナーに参加したのは10社もありませんが、今後増えていきそうです。合同企業説明会は2月までに何度か行ったことがあるので、もう十分だと思っています。

 エントリーシート(ES)を提出したのは3~4社で、今は3月末締め切りの企業のES作成の真っ最中。ESの締め切りのピークは第1弾が3月末、第2弾が4月10日頃、次が4月中旬~下旬で、中には5月締め切りという企業もあります。

 ESを提出した外資系の日用品企業から、ES通過と3月中旬開催の企業セミナーの案内がありました。この企業はその後、WebテストやGDなどの選考が続いていくそうです。

 面接は3社ほど受けました。また、同じ学部の留学生の先輩に話を聞いたりもしています。

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