2017年度の就活はどう動けばうまく行くのか?【1】

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2017年度の就活はどう動けばうまく行くのか?【1】

2016年度(2016年4月入社)採用の日程変更は、さまざまな面で悪影響があった。具体的にどのような悪影響があったのかを解説する。そして、2017年度採用では再度の日程変更が決まったが、これも長続きしないことが予想される。その理由も解説する。
 (文/就職問題研究会)

2016年3月に広報開始!超効率的な就活対策!

 2年前に比べて採用日程(時期)が遅くなったため、就活対策を始めるのも遅くなりがちだ。2年前は3年生12月に「広報活動」が開始されたため、秋頃には就活対策を始める学生もいた。しかし、今年は2月・3月になってから、ようやく就活本など選び出したという学生もかなりいる。こうなると、対策は効率的にしないと間に合わない。
 
 効率的に対策するには、採用における「広報活動」と「選考活動」の違いを知ることだ。
 
 3月1日の「広報活動」開始で、会社説明会、エントリーシート受付、Webテストやテストセンターが実施される。
 
 テストは、「広報活動」の時期には実施されないと勘違いしている学生が多いが、「選考活動」が始まるまで実施されないのはペーパーテストだけ。Webテストやテストセンターはそれ以前に実施して良いのだ。あと、「選考活動」まで実施していけないのは面接だ。
 
 効率的に対策するには「先に実施されるものを、先に対策する。後で実施されるものは、後回しにする」ことがポイントだ。つまり、面接やペーパーテストは2016年6月1日の「選考活動」の開始にならないと基本的には実施されない。だから、対策を後回しにして良い。
 
 早めに対策すべきは、エントリーシート、Webテスト、テストセンターとなる。

短期対策には薄い本!面接本でエントリーシート対策もカバー!

 早めに対策すべきものが分かれば、次はより短期間で対策する方法を知ろう。
 
 短期対策のためには薄い就活本を選んだほうが良い。エントリーシート本、面接本などは要点を絞っている薄いものが良い。エントリーシートと面接では同じような質問が多い。エントリーシートでは適切な回答を用意するだけ。面接では適切な回答に、話し方・態度・マナーなどがプラスされるので、よくできた面接本ならば1冊で両方の対策も兼ねることができる。
 
 おすすめは『面接の質問「でた順」50』(日経HR刊)だ。これは頻出度の高い50の質問に絞ってあるので、短期で対策が終わる。
 
 SPIやWebテストなどの問題集は、頻出問題に絞ったものが良い。そして、解説が分かりやすい問題集を選べば、一人でどんどん読み進められるので短期間に学習を終えられる。
 
 解答・解説が問題のすぐ後に載っている問題集を選べば、読み物のように進められるので、電車の中で立ったまま、ファストフード店の小さいテーブルでと、すき間時間を利用して短期学習ができる。
 
 就活と学校の両方で忙しいので、すき間時間の有効活用がポイントだ。

分厚い自己分析本、問題数の多いSPI本は避ける!

 逆に、短期対策のため選ばないほうが良いのは、分厚すぎる就活本だ。自己分析本でやたらと分厚いのが多いが、そういったものを使っていては、いつまでたっても対策を終えることができない。時間がない場合は自己分析本を使わずに、すぐに面接本へ進んだほうが良い。どうしても、自己分析をやりたいなら、薄い本でやると良い。
 
 最近では「SPIを1000題掲載」という具合に多数の問題を収録した問題集もあるが、3月以降にそういった問題集を使い始めても終えることができず、対策としては非常に不十分なものになりがちだ。
 
 解答・解説が別冊になっているような問題集も避けたほうが無難。解答しか載ってなかったり、解説が簡易すぎるものが多い。非言語問題などは式が羅列されているだけで、なぜその式になるのかという説明がない。そのため、理解するのに非常に時間がかかってしまう。分からない箇所をわざわざ得意な友達に教えてもらっていては、時間がかかりすぎてしまうだろう。また、解答・解説が別冊になっている問題集は、2冊分のスペースがいるので、自宅でしか学習できない。すき間時間の活用という点ではまったく適さない。

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