学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方【12】「内定が得られないまま年を越しそうなあなたへ」

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学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方【12】「内定が得られないまま年を越しそうなあなたへ」

 学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方の第12回。今回は、年末になっても内定が得られない方々に、今後の活動の進め方についてアドバイスをします。
(文/中小企業交流クラブ幹事・作家 三浦紀夫 ※プロフィルはページ下部)

「優良中堅・中小企業」の求人は例年以上に多い

 年末が近づいても内定が得られていないと、不安な気持ちになるかもしれません。でも、大企業に入社したいと考えるのでなければ、あまり心配する必要はありません。今年は大企業の採用意欲が高かったために、優良な中堅・中小企業の求人がまだまだあるからです。

 そんな企業は「うちは優良企業なのに、どうして学生が応募してくれないのだろう」と悩んでいます。みなさんには、そのような企業を見つけてほしいと思います。

年が明けると求人件数がどっと増える

 これから年が明けると、中堅・中小企業の求人が一気に増えてきます。社会人向けの転職サイトや新聞の求人広告に「今春新卒者可」という表示が目立つようになるはずです。毎年、そうなります。なぜ、このような現象が起こるのでしょうか?

 私自身、かつて小企業を経営していたので、この背景がよくわかります。1つの理由は、3月決算の会社が多いからです。3月決算の会社とは、学校のように事業年度の区切りを3月にしている会社のことです。

 そんな会社では、年末の12月ごろに退職者が出たりすると、4月からの新年度には陣容をそろえようと考えます。そのために、新年の求人が増えてくるのです。

チャンスを生かして、最後まであきらめるな

 もう1つの理由は、年明けに募集をするとすぐに入社してもらえるからです。1~2月に募集をして3月に内定を出すと、4月には入社してもらえます。この時期なら、大企業に入社するからという理由で内定を辞退される心配もありません。

 中堅・中小企業のこのような事情を理解しておけば、年明けこそ内定を得る最大のチャンスだと理解できるのではないでしょうか。

 これまでの就活がうまくいかなかったからといって、落ち込んでいる場合ではありません。このチャンスを生かして、あきらめることなく、ぜひとも「優良中堅・中小企業」から内定を得てください。


[プロフィル]
三浦紀夫(みうら・のりお)
1952年2月、青森市生まれ。作家。明治大学政経学部卒。学生時代から編集制作会社の株式会社コアで仕事をし、卒業後同社に入社。1990年、同社代表取締役に就任。2002年、倒産。2003年、『倒産社長の告白』(草思社)を発表して著作活動を開始。他の著書に『倒産社長、復活列伝』(草思社)、『こうなったら会社はたたみなさい』(東洋経済新報社)等。2012年1月、『就活が変わる!優良中堅企業の見つけ方』(PHP研究所)を発表。新聞、雑誌の連載や講演でも活躍中。中小企業交流クラブ幹事。

【バックナンバー】

【1】はじめに……
【2】業界をよく知っている人に話を聞こう!
【3】中堅・中小企業の“安定性”を見定めるには
【4】就職情報サイトで志望企業を絞るには
【5】説明会では社長との相性を探ろう
【6】企業の成長性を見定めよう!
【7】応募した企業の社長が高齢だったら……
【8】第三者から表彰される企業を見つけよう
【9】志望企業は情報公開に積極的か
【10】中堅・中小の採用は、これからが本番
【11】中堅・中小企業が求める学生とは?

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