学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方【22】「中小企業に絞った就職情報サイトを活用しよう」

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学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方【22】「中小企業に絞った就職情報サイトを活用しよう」

 学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方の第22回。今回は、中小企業にターゲットを絞った就職情報サイトをご紹介しましょう。
(文/中小企業交流クラブ幹事・作家 三浦紀夫 ※プロフィルはページ下部)

秋も採用を続ける優良企業がたくさんある

 2018年春入社の就職戦線は空前の「売り手市場」のようです。大企業が積極的に採用をしていますから、優良な中堅・中小企業といえども採用予定数が満たせず、秋以降も採用活動を続ける企業がたくさんあります。

 ですから、今の時期にまだ内定が得られていないとしても、悲観する必要はまったくありません。むしろこれからが本番だと考えて、どっしり構えていればいいでしょう。

 その際に、中堅・中小企業の求人情報をどうやって集めたらいいでしょうか。これまでは「マイナビ」や「リクナビ」のような大手の就職情報サイトで情報を集めていた人が多いでしょう。

 そんな人は、この時期からでも中小企業にターゲットを絞った就職情報サイトにも登録してみてはいかがでしょう。大手のサイトとは違った求人情報が集められるはずです。

社員1000人未満の企業だけが掲載されている「ツノル」

 たとえば、中堅・中小企業に限定して掲載している「ツノル」という就職情報サイトがあります。このサイトは社員1000人未満の中堅・中小企業に限定していて、そのうちの約90%が300人未満の企業です。

 昨今のような「売り手市場」では、中堅・中小企業の採用担当者は、「うちが大手の就職情報サイトに掲載しても埋もれてしまって、学生の目にとまらないのではないか」と考えがちです。「ツノル」のような中堅・中小企業に特化したサイトなら、こんな優良中堅・中小企業の求人情報が見つかる可能性が高いと考えられます。
●ツノル(TSUNORU)2018 https://job.tsunoru.jp/2018/

中小企業家同友会が運営している「ジョブウェイ」

 もう一つ、中小企業家同友会という中小企業家の任意団体が運営している「ジョブウェイ」という就職情報サイトをご紹介しましょう。この団体は全国の都道府県にあるので、それぞれのエリアごとに求人情報を検索することができます。

 また、合同の企業説明会や各企業の会社説明会の情報も掲載されています。さらに興味深いのは、中小企業家の団体が運営しているだけあって参加企業の社長のブログや企業紹介コーナーで、中小企業家(社長)の声を読むことができることです。

 私はこの連載で何度か、「自分にあった優良中堅・中小企業を探すには、社長の考えに共鳴できるかが大事」と訴えてきました。社長の考えに共鳴ができるようなら納得して仕事にまい進できます。社長の声を聴く(読む)ことができる点は、このサイトの大きな魅力ではないでしょうか。
●ジョブウェイ2018 http://www.jobway.jp/member/index.php

 ほかにも、中堅・中小企業に的を絞った就職情報サイトはあるはずです。みなさんも独自に探してみてください。


[プロフィル]
三浦紀夫(みうら・のりお)
1952年2月、青森市生まれ。作家。明治大学政経学部卒。学生時代から編集制作会社の株式会社コアで仕事をし、卒業後同社に入社。1990年、同社代表取締役に就任。2002年、倒産。2003年、『倒産社長の告白』(草思社)を発表して著作活動を開始。他の著書に『倒産社長、復活列伝』(草思社)、『こうなったら会社はたたみなさい』(東洋経済新報社)等。2012年1月、『就活が変わる!優良中堅企業の見つけ方』(PHP研究所)を発表。新聞、雑誌の連載や講演でも活躍中。中小企業交流クラブ幹事。

【バックナンバー】

【1】はじめに……
【2】業界をよく知っている人に話を聞こう!
【3】中堅・中小企業の“安定性”を見定めるには
【4】就職情報サイトで志望企業を絞るには
【5】説明会では社長との相性を探ろう
【6】企業の成長性を見定めよう!
【7】応募した企業の社長が高齢だったら……
【8】第三者から表彰される企業を見つけよう
【9】志望企業は情報公開に積極的か
【10】中堅・中小の採用は、これからが本番
【11】中堅・中小企業が求める学生とは?
【12】内定が得られないまま年を越しそうなあなたへ
【13】中堅・中小企業には魅力がいっぱい
【14】スタッフや職場に好感が持てる会社を選べ
【15】入社3年後の離職率をどう考えるべきか

【16】ダメな経営者を見分ける方法
【17】経営革新計画を承認された企業に目をつけよう
【18】どんな経営ビジョンを描いているか
【19】B to B企業がねらい目だ
【20】灯台下暗し。キャリアセンターを使おう
【21】「業績がいい企業=優良企業」とは言い切れない

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