学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方【30】「女性が活躍できる企業を探すには」

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学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方【30】「女性が活躍できる企業を探すには」

 学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方の第30回。今回は、女性が長く活躍できる企業の探し方を考えてみましょう。
(文/中小企業交流クラブ幹事・作家 三浦紀夫 ※プロフィルはページ下部)

女性が活躍している中堅・中小企業はたくさん存在する

 中堅・中小企業に限らず、どんな企業でも女性が長く活躍できる企業でなければ、これからの時代を乗り切っていくことはできません。企業の側もそれを理解しているために、さまざまな努力をしています。

 たとえば、女子社員の比率を高めたり、積極的に管理職や役員に登用したり、子育てや介護のための支援制度を充実させている企業があります。メディアなどで報道されたりすることはそれほどありませんが、中堅・中小企業の中にもこれらに力を入れている企業は少なくありません。

話し合いによって女性を支援している

 会社説明会や面談では、女性が長く活躍できるようにどんな環境をつくっているかをよく聞いてみましょう。

 中堅・中小企業の場合は、大企業ほど各種の支援制度が整っていないかもしれません。そんな企業でも、女性に長く活躍してほしいと考えていれば、実際には支援を受けられることがあります。

 たとえば子育てにめどがついたあとに元の会社に復職したいと考えた場合、大企業では簡単に復職ができないとしても、中堅・中小企業では受け入れるところが多いようです。

 大企業が、支援制度を充実させることによって女性の活躍を支援するのに対して、中堅・中小企業では話し合いによって支援しているともいえるのではないでしょうか。中堅・中小企業の温かみといってもいいでしょう。むしろ大企業よりも中堅・中小企業のほうが、長く働くには適しているかもしれません。

できれば女子社員に直接聞いてみたい

 ですから、女性に活躍してもらいたいと本気で考えている企業かどうかをぜひ見定めてください。女性の管理職の割合や、既婚者や子育てをしている女子社員の人数などを聞いてみるのもいいでしょう。

 できることなら、その企業の女子社員にじかにさまざまな質問をしてみたいところです。
「どんなご苦労がありますか」
「既婚者や子育てをされている人は、どんな働き方をしていますか」
「子育ての後に復職をされた方はいますか」
といった質問を投げかけて、生の声を聞きだしましょう。大学の先輩がいたら、直接アポイントを取ってお会いするのがいいと思います。


[プロフィル]
三浦紀夫(みうら・のりお)
1952年2月、青森市生まれ。作家。明治大学政経学部卒。学生時代から編集制作会社の株式会社コアで仕事をし、卒業後同社に入社。1990年、同社代表取締役に就任。2002年、倒産。2003年、『倒産社長の告白』(草思社)を発表して著作活動を開始。他の著書に『倒産社長、復活列伝』(草思社)、『こうなったら会社はたたみなさい』(東洋経済新報社)等。2012年1月、『就活が変わる!優良中堅企業の見つけ方』(PHP研究所)を発表。新聞、雑誌の連載や講演でも活躍中。中小企業交流クラブ幹事。

【バックナンバー】

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【2】業界をよく知っている人に話を聞こう!
【3】中堅・中小企業の“安定性”を見定めるには
【4】就職情報サイトで志望企業を絞るには
【5】説明会では社長との相性を探ろう
【6】企業の成長性を見定めよう!
【7】応募した企業の社長が高齢だったら……
【8】第三者から表彰される企業を見つけよう
【9】志望企業は情報公開に積極的か
【10】中堅・中小の採用は、これからが本番
【11】中堅・中小企業が求める学生とは?
【12】内定が得られないまま年を越しそうなあなたへ
【13】中堅・中小企業には魅力がいっぱい
【14】スタッフや職場に好感が持てる会社を選べ
【15】入社3年後の離職率をどう考えるべきか

【16】ダメな経営者を見分ける方法
【17】経営革新計画を承認された企業に目をつけよう
【18】どんな経営ビジョンを描いているか
【19】B to B企業がねらい目だ
【20】灯台下暗し。キャリアセンターを使おう
【21】「業績がいい企業=優良企業」とは言い切れない
【22】中小企業に絞った就職情報サイトを活用しよう
【23】年齢のハンディを感じたら中堅・中小企業を狙え
【24】若手を育てる企業は社員の定着率が高い
【25】知名度や規模に惑わされず幅広く企業を選ぼう
【26】経営感覚が身に付き、起業の勉強にもなる
【27】中堅・中小企業で伸びる人はどんな人か
【28】Uターン就職で優良企業を見つけるには
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