学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方【7】「応募した企業の社長が高齢だったら……」

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学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方【7】「応募した企業の社長が高齢だったら……」

 学生が知らない「優良中堅・中小企業」の探し方の第7回。応募した企業の社長が高齢だったら……。企業の将来がどうなるのか気になりますよね。今回は、就職先の事業承継と後継者の問題について考えてみましょう。
(文/中小企業交流クラブ幹事・作家 三浦紀夫 ※プロフィルは2ページ目)

3社に2社は後継者が不在

 調査会社の帝国データバンクが2016年2月に、『2016年後継者問題に関する企業の実態調査』を発表しました。その調査によると「後継者あり」と答えている企業は33.9%にすぎず、「後継者不在」の企業が66.1%もありました。社長の後継者が決まっている国内の企業は3社に1社で、残りの2社は後継者が不在であることが分かります(上記図表1)。

 社長の年齢別に見ると、一般に後継者を選ばなければならないといわれている「60歳代」でも54.3%が後継者不在です(上記図表2)。本来は社長が高齢になったら、別の人が社長になり、企業を継続させていかなければなりません。後継者は社長の子どもや親せきなどのような同族の場合もあれば、幹部社員のような非同族の場合もあります。

 後継者を決めて、数年かけて事業を引き継ぎ、社長が交代することを事業承継といいます。後継者不在の企業は、将来の事業承継に不安があるといえます。

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